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Product Prioritization Framework を理解したい

先日、以下のnoteを読んだ。この記事はプロダクトマネージメントのフレームワークを7つ紹介するものだが、この手のフレームワークは数が多いので、重要なものを選択してもらえるのはありがたい。感謝。

しかし、1つ目の"Product Prioritization Framework"に自分の関わる製品を当てはめてみようとしたが、失礼ながら日本語訳がピンと来ない。そこで、引用元を自分で解釈しなおすことにした。

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引用元: Product Frameworks - Product Prioritization Framework

概要

製品に持たせる機能の優先順位づけを行うためのフレームワーク。

軸の解釈

縦軸の『↑high impact / low impact↓』は、直訳の『影響』で違和感ない。影響度の高い機能=よく使う機能と考えると、『利用頻度』と捉えても良さそうだ。

問題は横軸の『←expected / unexpected→』で、expect は直訳すると『期待される』なので『←期待される / 期待されない→』となりそうだ。ただ、一般的にこの手のチャートは右に向かって大きい値をとるので、先の訳だと逆になり違和感がある。

そこで、改めて unexpected を調べてみると、
・not expected
surprising
とある。( Cambridge Dictionary: unexpected )

unexpected(期待値が低い)を surprising(意外性がある)と解釈してよさそうだ。『←意外性がない / 意外性がある→』にすると、右に向かって大きくなって違和感が消えた。

各象限の解釈

各象限は、左上から時計回りにmust-have, Wow!, neat, who caresとなっている。それぞれを自分なりに解釈してみる。

must-have :必需品
すでに一般的になっていて意外性に欠けるが、よく使われる機能。ユーザーは、自分たちの製品にも同じ機能を期待する。ユーザーが製品を"使い続ける"理由と言えそうだ。

Wow! :驚きと喜びがある
思いもよらなかった体験ができ、しかもよく使われる機能。ユーザーが製品を"使いはじめる"理由と言えそうだ。

neat :良い(= good)
できればあった方がいい機能。

who cares :どうでもいい
ユーザーにとってどうでもいい機能。

手元のプロダクトバックログを、このフレームワークにのせてみると優先順位づけの整理が進んだ。引き続き、活用したいと思う。

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