見出し画像

RSGT2022 Ep2 尊敬してまーす

2022年1月5日(水)-7日(金)に行われたRSGT2022(Regional Scrum Gathering Tokyo 2022)でのボランティアスタッフ経験のEpisode 2つ目。不安いっぱいのDay0(会場設営日)から、ついに自分も尊敬されたDay3までの記録。

Episode 1はこちら。

不安しかない

1月4日(火)午前の飛行機で新千歳から羽田へ移動し、午後から会場の設営があるのでそのまま御茶ノ水に向かった。

2020年に1度だけ一般参加した時の記憶と、スクラムフェス札幌運営の経験値だけが頼りだったが、基本的にマニュアルや指示がないことは聞いていたので、始まる前は不安しかなかった。

トランシーバー中心

会場にスタッフがそろい、順番に簡単な自己紹介をした。その後、トランシーバーが届き、ボランティア含む全スタッフが装着する。他県にいるオンラインサポート担当(実行委員)もトランシーバーを装着し、現地組とリアルタイムでコミュニケーションできたことにとても驚いた。

トランシーバーには様々な情報が飛び交う。会場設営時には、各会場のセッティング状況や予定の荷物が搬入されたこと、カッターナイフの所在問合せなどなど。開催期間中も、スピーカーが来場したことから、弁当の搬入予定まで常に情報が流れてくる。

その情報量にはじめは戸惑っていたものの、慣れると会場のどこで何が起こっているかがイメージできるようになった。全体を把握できないと行動できない自分にとっては、とても良いシステムだった。

尊敬してまーす

トランシーバーから
「ありがとうございます。尊敬してまーす」
と聞こえてくることがある。

急に発生したタスクを積極的に拾うなど、チームへの貢献度が高い行動をとった人に、最大限の感謝と敬意を込めて上のような言葉がかけられる。最初に聞いた時にはふざけてるのかと思った「尊敬してまーす」が、1日経つと耳になじんだ。たぶん、スポーツの「ナイス〇〇!!」に近い。

ナイスバッティング!! (野球)
ナイスシュート!! (サッカー)
尊敬してまーす!! (RSGT)

スポーツと同じで、相手を(良い意味で)調子づかせる素晴らしいかけ声だと思う。気がつくと、自分も尊敬してもらう(チームに貢献する)チャンスを探していた。

尊敬されたい

Day3-OSTでチャンスがやってきた。会場2階のホールにイーゼルパッド(巨大な付箋紙)が足りないらしく、トランシーバーに問い合わせが入った。

「(1階の)スタッフ部屋に予備のイーゼルパッドがあると思うけど、部屋に誰かいますか?」(スタッフ)
「‥‥」(反応なし)
「誰もいなければ、取りに行きまーす」(ワタシ)
「ありがとうございます。尊敬してまーす」

ついに尊敬された!つまり明確にチームに貢献できたということで、それがとても嬉しかった。

こんなに嬉しいのなら、他のスタッフにもっと尊敬を伝えておくんだった。
今さらですが、全スタッフを尊敬してまーす!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?