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vol. 19(2019/11/5)打越公園遊具なし案/桃二小と本郷小仮校舎意見交換会/ 検討会で地域開放型学校図書館議題に/中野区基本構想審議会答申

▽打越公園遊具なし案示される

 中野区は10月30日、以前中野五丁目の住宅街にあった打越公園を隣地に新しく作るため区役所で意見交換会を開いた。遊具なし、ボール遊び禁止、トイレなし、ゴミ箱なし、排除アート付きベンチは日除けも木陰もなし、防犯カメラと時計塔配置、入口には門扉設置し夜間施錠、という案が示された。
 中野区の遊具のない公園について、一体近隣の意見を聞いたのか以前から不思議だったが、意見交換会での参加者の発言から、町会の要望を聞いて案を作ったことが分かった。
この件のまとめ→ https://togetter.com/li/1425899
 意見交換会で利用者から遊具その他の要望が相次ぎ、区側は「桜を減らし遊具を置くことを検討する」と答えた。11月13日までメールなどで意見を募集している。「意見等については、可能な範囲で事業計画に反映させていき、その結果を住民説明会(11-12月頃開催予定)でご報告する」。
意見募集のお知らせ→ https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/504000/d027900.html
(意見募集のお知らせインターネットアーカイブ)→ https://web.archive.org/web/20191105013408/https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/504000/d027900.html
10/30現在の案→ https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/504000/d027900_d/fil/uchikoshi_seibi.pdf
(10/30現在の案インターネットアーカイブ)→ https://web.archive.org/web/20191105013910/https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/504000/d027900_d/fil/uchikoshi_seibi.pdf

▽桃二小と本郷小仮校舎で意見交換会

 中野区は10月下旬と11月上旬、桃園第二小学校と本郷小学校の仮校舎をそれぞれ向台小と上高田小にするか、校庭に仮校舎を作って校舎を建替えるか区民との意見交換会を計4回開いた。
資料など→ http://kugikai-nakano.jp/shiryou/191011105716.pdf
 11月4日に開かれた桃二小意見交換会の様子は下記ツイートからの連ツイ参照。11月8日までメールなどで意見募集している。

 酒井区長は計画策定から区民の声が反映されるようにしたいと昨年の選挙中から言ってきた。中野駅周辺を乱開発し樹木を大量伐採する田中前区長の方針はそのまま引き継いだが、最近の打越公園や桃二小と本郷小仮校舎意見交換会は、計画策定から意見を聞くもしかしたら小さな1歩なのかもしれない。実際そうなのか、今までの説明会やパブリックコメント(最終案に対する意見募集)などと同様ただ聞くだけなのか見ている必要がある。

▽図書館サービス検討会で地域開放型学校図書館検証要望

 第3回今後の図書館サービス検討会は10月30日、中野区役所で開かれ、区立小学校20校に併設が計画されている地域開放型学校図書館について、有識者委員などからメリットが見えてこないとして検証を求める声があった。
 次回11/19(火)18:00(区役所)は意見取りまとめ。本町図書館と東中野図書館廃止計画や地域開放型学校図書館20箇所設置案に何かしら慎重な対応を求める表現が入ると思われるが、実際どうなるかは現在策定中の中野区基本構想の後の基本計画で決定される(なお児童館も同様)。
会議の詳細は次のツイートからの連ツイ参照。

この件のまとめ→ https://togetter.com/li/1396949

▽中野区基本構想審議会答申

 その中野区基本構想だが、基本構想審議会は10月28日に答申した。 https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/101500/d027878.html
 答申内容→ https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/101500/d027878_d/fil/Tosin.pdf

▽今週の予定(既に済んだ予定を含む)

11/4(月)10:00本郷小仮校舎に関する意見交換会。中野本郷小学校
11/4(月)14:00桃二小仮校舎に関する意見交換会。桃園第二小学校
11/5(火)14:00区長タウンミーティング 「地域で人と人の輪を広げるためには」大和区民活動センター
11/5(火)19:00「(仮称)中野区手話言語条例」と「(仮称)中野区障害者の多様な意思疎通の促進に関する条例」の考え方についての意見交換会。南部すこやか福祉センター
11/6(水)13:00中野区議会建設委員会。傍聴可
11/6(水)13:30第151回中野区個人情報保護審議会。傍聴可。中野区役所
11/8(金)10:00教育委員会定例会。傍聴可(児童・生徒の読書活動について。傍聴者の意見を聞く)中野区立第五中学校
11/8(金)13:50平和の森公園発泡スチロール訴訟第1回口頭弁論。傍聴可。東京地方裁判所803号法廷(参考→ https://note.mu/orangkucing/n/n730e452692a4 )
11/8(金)19:00中野区立総合体育館の管理運営等に関する説明会。中野区役所
11/10(日)14:00ハイティーン会議。傍聴可(校則と行列ができる理由調査発表)中野区産業振興センター
https://nakanocitizens.hatenablog.com/entry/calendar

▽平和の森公園第2工区工事現況

【11/5からの予定に300mトラック整備開始】今週の工事予定は、先週に比べ「陸上競技場整備工」が追加されている。走路敷設に着手するのかどうか。
 10月30日、手抜き工法でコンクリが打設された未開園区域のトップライトの防水工事が始まった。10/16コンクリで閉塞したばかりだが、下水道局と合意した通りに高炉コンクリートを使ったのであればそんなに早く乾くだろうか。

 先週はまた、元草地広場の西、手抜き工法で閉塞されたトップライトを埋めた上(擁壁右側)に建設中の新園路の皿形側溝の工事が進んだ。

*これまでの工事*
【300メートルトラック】8月30日の説明会での細野公園緑地課長の発言によると走路は "緑ゴムチップウレタン" 舗装。工事請負共同企業体(JV)の住友林業緑化によると施工は9-12月。内周にぐるりとU字溝を設置(雨水排水設備工)、U字溝には緑のゴム蓋。U字溝から下水道(合流式)に直結する雨水排水管も設置。
 トラック内側に8月21日からフレキシブルコンテナバッグ(フレコンバッグ、容量約1トン)が数十個置かれ、9月18日から数個ずつ中身の白い粉がトラック内側の土に混ぜ込まれた。この粉は実施設計報告書に記載なく不明。
 300メートルトラック走路と100メートル走路は9月24日から平らに整地されたあと、10月8日、灰色の砕石が敷き固められた。支障トップライト部分には敷かれていない。
 300メートルトラックの西には段差があるため擁壁が作られ、皿形側溝の工事が進んでいる。
【トップライト】平和の森公園には地下下水道処理施設に外光を確保するためのトップライト(天窓)が多数あり、一部が300メートル陸上トラックや園路の支障となる位置にある。
 トップライト閉塞について細野課長は8月30日の説明会で”上からは何もやっていないように見えるが下で足場を組む準備をしている”としていた。東京都下水道局と合意したやり方で閉塞すると2カ月はかかるはずだったが、現在までのところそのやり方では閉塞されていない。
 300メートル陸上トラックの走路支障トップライトを含む、元草地広場西側に6個並んだトップライトは、10月2日と3日に全て破壊された。
 10月8-10日、300メートルトラック支障エリアと元草地広場西側のトップライト計10カ所が埋め戻された。
 一方、トラック走路上とは別の、元草地広場西側トップライト1カ所の閉塞工事は9月27日再開、同日、黒いアスファルトが四角い部分(以前破壊されたトップライトの穴)を埋め、28日その上に白いコーティングがされ、10月4日からアスファルトが流された。これは東京都下水道局と合意し中野区議会で7月に予算増額が認められた工法と違う。
 10月23日、300m陸上トラック建設の支障となっていた青壁東側に6個並んだトップライトが手抜き工法でコンクリートを打設された。
 10月前半に元草地広場の300メートル陸上トラック、地下下水道処理施設トップライト、トラック西側の擁壁、築山撤去跡のコンクリート滑り台、壁泉階段などの工事が急速に進行した。
 10月17日、300メートルトラック西側の支障トップライト(下水道局との合意と異なる手抜き工事で閉塞、埋め戻し)の上にU字溝(雨水排水用)が設置された。
 10月21日、コンクリ滑り台奥の擁壁が完成、西側トップライトのうち埋め戻されてなかった2箇所が埋め戻されたコンクリ滑り台奥の擁壁が完成、西側トップライトのうち埋め戻されてなかった2箇所が埋め戻された。
 未開園区域のトップライトは手抜き工事ののち10月16日にコンクリートで閉塞、18日に周囲の押さえコンクリが30センチほど斫(はつ)られた。10月30日、未開園区域のトップライトの防水工事が始まった。10/16コンクリで閉塞したばかりだが、下水道局と合意した通りに高炉コンクリートを使ったのであればそんなに早く乾くだろうか。
【コンクリ滑り台】小さい子たちの遊び場だった築山を潰した跡にコンクリート製滑り台が建設中。築山を撤去した跡に発泡スチロールを積んでまた土を盛り、一部下地のコンクリートを打ったあと、8月の炎天下に作業員がスコップで手作業で溝を掘って遣り形(位置決めのため仮設する木杭や板)を設置。9月初め遣り形撤去、17日に再び遣り形を設置した。小さい子には危険だとして反対が強かった急斜面は9月26日に作られた。その後少しずつコンクリートが流され、10月中旬までに滑り台下辺までコンクリに覆われた。
【壁泉】東京都下水道局中野水再生センター青壁前の "壁泉" は9月13日、舗装開始。9月28日に階段を作る工事開始、10月10日階段完成。壁泉は “水とみどりの避難場所” を実現するための水をこの公園に注ぎ込むはずだったが、ついに稼働することはなかった。“再整備” 実施設計報告書によると、ラジオ体操お手本などの “ステージ” に変えられる。
【じゃぶじゃぶ池】未開園区域のじゃぶじゃぶ池予定地周辺は、9月10日、除草のあと11-12日、土が除けられ地下下水道処理施設の覆蓋が露出。
【園内灯、BBQ場、入口12等】8月下旬、園内灯を元草地広場と園路付近に設置、元草地広場の北西でバーベキューサイト着工、公園南西部の”入口12“工事開始、公園南西部の児童遊具着工、300メートルトラック西側の擁壁着工。公園南西部には快工房(埼玉県川口市)の複合遊具とトークチューブ(もしもし遊具)、砂場が設置。
【樹木伐採、発泡スチロール埋設】トラック工事支障木など樹木1万2000本伐採は3月に完了。トラック工事のための元草地広場への1億円の"燃える可能性がある" (by豊川前都市基盤部長) 発泡スチロール埋設もほぼ済み。10月10日、元草地広場の野積み発泡スチロールに赤い逆三角の印がついたロープが張られた。平和の森公園発泡スチロール訴訟第1回口頭弁論は11月8日(金)13:50東京地裁。

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