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vol. 10(2019/9/7)体育館の不思議な建築確認/公園遊具に地域の意見が?/江原公園復元説明会/豊川部長異動
▽中野区立総合体育館は下水道施設の"増築"
8月30日の平和の森公園工事説明会で、酒井区長が"草地広場を守る"公約撤回の理由として、建設中の中野区立総合体育館の"建築確認"を新たに持ち出したため、区民が都庁で確認したところ、"体育館新築"ではなく東京都下水道施設の"増築"として建築確認が下りている、という不思議な事実が明らかになった。
詳報→ https://togetter.com/li/1400013
なお区長は、平和の森公園の草地広場と体育館前広場の工事が終わらないと体育館の「建築確認が下りない」(だから公園工事変更できない)と発言したが、建築確認は2016年に下りている。
区長はまた「体育館前バリアフリー通路は建築確認の条件で作らないと体育館使用許可が出ない」と言った。しかし体育館の建築確認の図面に”バリアフリー通路”は書いてない。
中野区の体育館工事に関して、都庁で建築計画概要書(30第0640号)を閲覧してきました。撮影、写しの交付不可なので手で全部写しましたが、区が説明する「バリアフリー通路のイレギュラーな建築確認」どころかバリアフリー通路の記載すらありません。また嘘ですね pic.twitter.com/OcrpHVPO1z
— くろねこ (@orangkucing) September 2, 2019
▽公園遊具で地域の声が聞かれるかもしれない
小宮山たかし区議(無所属)によると、公園遊具を新しくする際に地域の意見が聞かれるようになるかもしれない。
中野区は安全対策のため老朽遊具の補修とリプレースを進めていく。遊具の選定や設置の可否については地域の意見等を聞きながら設置していく(選択肢を示して希望を聞く)と昨日の建設委員会で報告。一歩前進! pic.twitter.com/Yol4jOW97Q
— 中野区議会議員 小宮山たかし (@komiyamatakashi) August 30, 2019
ちなみコトブキ製公園遊具が多く買われたのは、中野区が設計業者に選定を任せていたためという。
遊具の選定は、これまで、区が委託した複数の設計事業者がおこなってきた。区が、遊具の種類やメーカーに対して、具体的なリクエストを出すということはほぼなかった。とのこと。要するにこれまでは設計者任せであったのかと…。
— 中野区議会議員 小宮山たかし (@komiyamatakashi) August 30, 2019
▽江原公園復元詳細明らかにされず
緊急待機児童対策で作られた区立保育室の解体と公園の復元に関し9月上旬、3箇所で説明会があった。樹齢100年のヒマラヤ杉が切られた江原公園について、復元の詳細は示されなかった。
#江原公園#中野区
— AKITOSHI KATO (@mameoleon) September 3, 2019
2年前に建てられた保育室の閉鎖と公園の復旧への説明会が行われました
参加者は10名ほどと少なく、区側は細野さん、浜口さん、板垣さん他)
基本は今後の予定の話のみで詳細はまだ未定
建設時の通達会よりは進歩したかも
地域住民の声は暑く待機児童対策自体の問題点も指摘された
▽豊川部長異動
7月12日付で中野区の豊川士朗都市基盤部長がまちづくり推進部中野駅周辺まちづくり担当部長に、奈良浩二まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり担当部長が都市基盤部長に、ポストを交代した。不思議な人事異動。 http://kugikai-nakano.jp/shiryou/1992105816.pdf
▽平和の森公園第2工区工事現況
コンクリート滑り台建設現場は、築山跡に発泡スチロールを積んで土を盛り、一部下地のコンクリートを打ったあと、8月の炎天下に作業員がスコップで手作業で溝を掘って遣り形(位置決めのため仮設する木杭や板)を設置していた。
2019/8/8(木)中野区の平和の森公園第2工区。知人の写真。築山跡コンクリート滑り台の“スロープ部“(実施設計の図面参照)の溝が掘られ、近くにスコップが。暑いのに人力で掘っているようだ。築山から掘り出した発泡スチロール(こちらはれっきとした認定品のEPSブロック)は傍らにいつまで放置してるのか pic.twitter.com/FXPeJyK4y5
— 中野非公式 (@nakanocitizens) August 7, 2019
それが9月初め、滑り台のコンクリートを敷設してないのに遣り形が撤去された。どうしたのか。
2019/9/3(火)中野区の平和の森公園第2工区。知人の写真。元草地広場の工事進んでない。炎天下、手作業で設置したコンクリート滑り台の遣り形(位置決めのため仮設する木杭や板)がコンクリ敷設してないのに撤去。”上からは見えないが下で足場を組む準備をしている”(by細野課長)トップライト閉塞も進まず pic.twitter.com/KNSH8Lfgm1
— 中野非公式 (@nakanocitizens) September 3, 2019
30日の説明会での細野公園緑地課長の発言によると、トラック走路は "緑ゴムチップウレタン" で舗装される。住友林業緑化によると施工は9-12月。走路敷設前に内周にぐるりとU字溝を設置(雨水排水設備工)。U字溝には鮮やかな緑色の蓋。U字溝から下水道(合流式)に直結する雨水排水管も設置。(下の写真は9/6区民撮影)
緑色の蓋は、以前の図面では金属製網蓋となっていたが、ゴム製と判明した。
U字溝の図面は、実施設計報告書(136-260第2工区公園工事.pdf)に含まれず、工事請負契約書⑤.pdf にだけ含まれる「排水設備構造図ー2」p.41 を参照するべきでしょう。トラック内側溝にはゴム蓋を被せることになっており、写真から光陽産業U字溝用ゴム蓋KYU-240 と分かります https://t.co/Y569xKWRFm pic.twitter.com/1PMaEso1id
— くろねこ (@orangkucing) September 5, 2019
8月下旬、園内灯を元草地広場と園路付近に設置、元草地広場の北西でバーベキューサイト着工、公園南西部の”入口12“工事開始、公園南西部の児童遊具着工、300メートルトラック西側の擁壁着工。
実施設計報告書(136-260第2工区公園工事.pdf)は、区が最初に開示した際、排水設備や電気設備の図面を隠蔽しました。追加開示後も工事請負契約書に含まれる図面に関しては追加しませんでした。というわけで排水設備は工事請負契約書にしかない。ちなみに、園内灯の図面がそっちには含まれてました pic.twitter.com/uL3ZJlJ4t4
— くろねこ (@orangkucing) September 5, 2019
地下下水道処理施設のトップライト(天窓)閉塞は止まっている。一部のトップライトがトラック走路上の障害物となり削って塞がなければ走路が作れない。東京都下水道局が合意したやり方で閉塞すると2カ月はかかる。細野課長によると”上からは何もやっていないように見えるが下で足場を組む準備をしている”。
トラック工事支障木など樹木1万2000本伐採は3月に完了。トラック工事のための元草地広場への1億円の発泡スチロール埋設もほぼ済み。
▽今週の残りと来週の予定
9/7(土)13:00基本計画区民ワークショップ。中野区産業振興センター
9/11(水)(10/16まで)中野区議会第3回定例会
9/11(水)11:00中野区議会議会運営委員会
9/11(水)13:00中野区議会本会議(一般質問)
9/12(木)11:00中野区議会議会運営委員会
9/12(木)13:00中野区議会本会議(一般質問)
9/13(金)11:00中野区議会議会運営委員会
9/13(金)13:00中野区議会本会議(一般質問、決算上程)(本会議終了後、決算特別委員会)
9/14(土)13:00区長タウンミーティング(子育て中の保護者対象)みずの塔ふれあいの家
9/14(土)14:00(仮称)キッズ・プラザみなみの説明会。南中野区民活動センター
*基本計画区民ワークショップと区議会傍聴可。https://nakanocitizens.hatenablog.com/entry/calendar
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