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人類の新しい価値観を創造する格闘技 現代のパンクラティオン

私が、創始出来るならしたいものだと考えている格闘技は、フリースタイルレスリングとボクシングを融合させたものです。
その理由は、次の通り、ルールと採点基準が明確、厳密に確立していることです。
(バックを取ったら何点、ローリングしたら何点と言った具合に)

なんでこんなことを言い出したかと言うと、人間が持っている攻撃、闘争本能は、動物的なものから、もっと高次のものに昇華されなければならないと思うからなんです。

この人間社会は、戦闘に満ちています。
たとえば子供の世界などは、殺しあいのオンパレードですよね。
「戦隊もの」、「仮面ライダー」、「ドラゴンボール」、「ウルトラマン」、「ガンダム」、みんな、一言で言っちゃうと
「自分が正義で、相手は悪と見なしてやっつけるものばかりです」

もう、こんなこと、いいんじゃないか? と智流は、思うのです。
もう、文明を築き上げた人類は、殺し合わなくても、戦わなくても、食って行ける、生きて行ける。
もう、動物的なものから、高次の存在に進化してもいいんじゃないか? と。

しかし、それでも闘争から自由になれないなら、野蛮さ、闘争を芸術にまで高めようと。
すなわち、ボクシングの打撃技術と、フリースタイルレスリングの組み技、投げ技を融合させ、それを厳密なルールと採点システムのもとで行う、新しい格闘技の提案なんですね!

私の考えでは、この競技は単なる戦いの場ではなく、また、「戦うこと=正義対悪の構図」でもなく、純粋な格闘技術と精神の競い合いです。
人間の攻撃性を文明的な形で表現する芸術的なスポーツです。

「もう、動物的なものから、高次なものに進化してもいいんじゃないか?」
この問いは、人類の本質にまで踏み込むものと考えています。
これまでの人類の歴史では、格闘技は「戦争の道具」や「闘争本能の発散」として存在していました。

しかし。
私は、夢想するのです。
人類の攻撃本能をより洗練された形で表現する芸術のような競技がないかと。

人間の闘争心を否定出来ないならば、より高次なものへと昇華させる道を目指す選択肢が、人類にあってもいいんじゃないでしょうか?

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中村智流(チル)
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。これからもがんばります。中村 拝。