パッケージ 紙漉をやってみる
〈2020年2月23日〉
田舎は人材と素材の宝庫
中之条に限ったことではないと思いますが田舎にはパワフルな人が多いような印象があります。
自給自足というか、家を一軒、基礎から作ってしまうようなパワフルさ。もっとすごい人は山の開拓まで個人でやっている。
田舎には都内とは違う人材、素材が溢れています。そういった方々や素材ともっと関わって活動をしていきたい。
人探し
東京、千葉から中之条に戻り、パッケージの素材作りに取りかかる。
「自分たちで手漉きの紙を作ったら?」という提案があったのでやってみる。でもせっかくなので、地元で紙漉きをやっている方がいないか探して見た。町役場に行き尋ねてみると、六合という地区に紙漉きをやっている方がいるようで、その方に連絡をしてみる。
田舎の町役場の人は地元の方が多く、人脈も広い。役場の中の人と、もしくは地元の方1人と繋がっておくと、どんどん人脈が広がっていく。
煙たがられることも最初はあるが、何かを始めようとしている姿勢をしっかり話せば、大抵の場合協力してくれる。
美観地区
日にちを決めて、六合へ向かう。
個人で紙漉きをやっている(趣味でやっているのだという)方で、ご自宅についてお声がけする時には、何やら自宅の土間に土を入れて踏み固めていた。六合地区(赤岩集落)は『日本で最も美しい村連合』に入っており、赤い土壁、養蚕が残っている歴史が色濃く残る村です。そんな集落にご自宅があるので、家をリフォームするのにも慎重に、美観を損なわないようにしないといけないのだとか。
紙漉き
紙漉きを教えてくれる篠原さんも非常にパワフル!
見た目は穏やかそうなんですが、なんと数年かけて自分たちが楽しむためのロッジを製作。しかも石を拾い集めてコツコツと仕上げていった様子。ロッジの中には囲炉裏や暖炉、あとは紙漉きスペース。積み重ねの大切さを感じます。
ではいよいよ本番。こちら牛乳パック、桑の葉の繊維から作った材料
それらをジューサーに入れ攪拌していく。
お手製の紙漉きに使う桶。この中に先ほどミキサーで攪拌した紙を流して、紙を漉くようです。
紙漉きに使うフレームと網。こちらもお手製
そして結果、一番下のが篠原さんのお手本。上4枚が僕のです。ご覧の通り経験が必要な感じです。けっこう僕も器用な方ですが、やはり難しかった・・・。
紙漉きやってみたけど、非常に面白い!紙の中にカカオの殻とか混ぜたら、面白い表情できるかも。でも量産とかになったときにどうしようか・・・。とりあえずパッケージの候補の一つとして考えます!
篠原さん、ありがとうございました!