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歩いた日


長女は冬休みに入ったけれど、部活があるのでいつもどおり早起きをする。
無事に長女を送り出し、今度は急いで自分の身支度を整えて勉強セットをかばんにつめこみ家をでる。ちょっとわくわく。
ほんの少しでもひとり机に向かい、集中して勉強ができる時間をもてることがすごくうれしい。
休日は家族が眠っているあいだにそっと出かけて外でちょこっと勉強するのがいちばんの楽しみなのだ。
バスの時間にちょうど間に合いそう!ほんとうにちょうど。ラッキー。駆け寄ったバス停でバスを待つ。
来ない…足元でずっと散歩中のプードルが私を見つめている。おはよう。
ふいに何かに気づく。スマホを確認。
一時間、バスの時間を間違えていた。うん。よくあるこういうの。
記念に写真を撮る。

一時間後に来るバスを今すぐに来るぞという雰囲気で、
ずっと待っていたよ。


歩くしかない。歩くことにした。バス停を出発。
身体にいいし、朝の散歩は気持ちがいいし、
これでいいのだと、自分にまじないをかけながら歩き出す。せっかくの朝勉時間が減ってしまう…との考えを懸命に封じる。
さっきのプードルが帰宅するところで再会する。おつかれさま。私はいまから散歩だよ。

散歩の風景。
大学生の頃にチェキで撮ったことがあるような
写真が撮れました。

到着したカフェで勉強をして、用事をすませて、セールになっていたのでずっと欲しかった長女用のかわいい苺のお弁当箱を買った。
レジで思ったほど値引きがされてないかもー、と思い、お店の方に恥ずかしながら確認してみると、値札がすでに割引価格とのこと。店員さん、ちょっとわらってた。うん。そうだよね。ほんと笑っちゃう。

明日は久しぶりに家族のだれひとり予定がない日。ゆったりした心もちで大切にすごせたらいいなと思う。

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