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進学校で受験に失敗するということ

こんにちは。
私は一年間の仮面浪人で偏差値50弱の国立大から偏差値70弱の国立医学部に合格した中野と申します。(参考:駿台全国模試)

今回は進学校で受験に失敗するとどうなるかについてお話します。

皆さんは受験に対してどのような捉え方をしていますか?
同じ高校生でも人によって勉強の熱量が違うので受験に対しての捉え方も大きく変わってきます。

『東大以外大学じゃない。』

この言葉を聞いてあなたはどう思いましたか?

何おかしなことを言っているんだと感じたあなたは正常です。

しかし、信じられないかもしれませんが進学校にはこのような思想を持った人間が数多く存在します。

また、生徒だけでなく進学校は教師の思想も強めであることが多いです。

ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)
財力や権力、社会的地位を保持するには責任が伴う

フランス語で「noblesse(貴族)」と「obliger(義務を負わせる)」を組み合わせた言葉で、欧米社会に浸透する基本的な道徳観です。

私の学校では教師から耳にタコが出来るほどこの言葉を聞かされました。

『ノブレス・オブリージュ』は「位高ければ徳高きを要す」「地位の高い人の義務」とも訳され、地位の高い人はそれに相応しい徳の高さや自己犠牲の精神を持たなければならないという考え方を指します。

進学校に通うと将来の日本を担う人物がお前らだという一種の洗脳ともとれるような教育を学校生活で日常的に享受することとなるのです。

進学校で植え付けられるこのような選民思想を持つと、大学に関しても『(全国のエリートが集う)東大以外大学じゃない。』という言葉が当たり前に浸透してしまうのです。

偏差値の高い学校に通っている=エリート集団=偏差値の高い大学が正義

このような等式が成立してしまい、進学校で過ごす期間が長くなるほど学力至上主義の風潮は加速していきます。

このような特殊な環境下で過ごすと、学歴に対する捉え方は世間と乖離していき、受験戦争に勝つことが全てという価値観になっていきます。

そのような価値観を持った受験生にとっては

       受験失敗=死

と言っても過言ではありません。

実際に進学校に通っていた人で受験に失敗して、引きこもりになってしまったりと社会に出る事を諦めてしまう人は数多く存在します。


受験に失敗した受験生が起こした悲惨な事件のニュースを見ると、進学校のエリート養成教育の被害者だと思わずにはいられません。

また、多浪に進学校出身者が多いのは、受験で今後の人生が決まるという価値観が深く植え付けられている為であると考えられます。

このように進学校は教育機関として必ずしも優れているとは言えないのです。

この記事を読んで下さっている人の中にも、学歴コンプレックスが原因で自分の人生を悲観している人がいるかもしれません。

学歴が全てではない。

このような綺麗事を言うつもりはありません。

少なくとも進学校出身者に取っては学歴は大きな意味合いを持つことでしょう。

しかし、コミュニティが変われば一気に競争の指標は変わるのです。

社会人の同年代コミュニティであれば年収

ストライカーであればゴール数

営業職であれば契約件数

ホストクラブであれば売上

このように環境が変わった瞬間に学歴以外の指標で戦わなければならない場面は数多く存在し、それら全てで勝ち続けることは極めて困難です。

大人になるという事は、現実の自分を受け入れて自分軸で生きると言う事です。

受験戦争のような競争社会から一歩先に行くことが自信の成長の第一歩なのではないでしょうか。


いかがだったでしょうか。
今回は実際に進学校に通っていて、受験の重みをよく理解した立場から、進学校の学生が受験に失敗する事がどういう事なのかをお話しました。

普段からnote とX(旧Twitter )で受験に関しての有益な情報発信をしているので、良ければいいねとフォローをよろしくお願いします!
ありがとうございました!







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