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周りにカッコつけられるうちは、「稼がなくてもいい状況」なのかもしれない。


フリーランスは、めちゃくちゃ悔しいけど、結果主義な世界だ。


もちろん、会社員の結果主義とは意味が違い、どれだけの成績を出すかを他人と競争することは(ほぼ)ない。


けれどフリーランスは、純粋に、「結果を出さないと収入にならない働き方」だ。結果の有無が、生きるか死ぬかを左右する。

自分が生きるために、肉(仕事やお金)をどれだけ獲ってこれるか?という意味の、えげつない結果主義の中に生きている。


私たちは、獲ってきた肉の量を他人と争うことはないけれど、生きるために「狩り」をしなければならない。


そういう意味で、「結果」が求められるのは当然。

私たちの「結果」は、肉の量であり、質だ。




独立や起業って、一人きりで無人島に住むことに似ているのかもしれない。

食料も備品も、誰かが定期的に支給してくれる訳じゃないし、自分で獲りにいったり、作らなくちゃいけない。



だから、食料が尽きて、生きるか死ぬかの崖っぷちで、

「いや~、私が狩りになんて行ったら、あの人たちにどう思われるかな…」

なんて言ってたら、あっという間に、ガリガリになって痩せ細って死んでしまう。


自分の人生をドライブするためにフリーランスという道を選んだのに、そんなのあんまりだ。



きっと、周りにカッコつけられるうちは、「稼げなくても生きてられる」という状況の裏返しなんだろうな、と思う。

同業者の目とか、会社の目とか、友達の目とか。みんなを納得させる準備をしている余裕があるってことだから。




会社を飛び出した半年後。私はあの時、崖の端っこに立たされていた。


収入がなくなって、健康保険も、年金も払えなくなった。

住民税も当然払えない。区役所に「どうにか待ってください」と電話した。携帯の契約も解約して、家中の売れそうなものを全部メルカリで売った。


社会人になって、預金残高が5桁になったのは初めてだった。齢、28歳。



だからもう、死に物狂いで「やる」しかなかったんだと思う。


苦手だったTwitterは毎日更新した。
声を震わせながら、ラジオも毎日配信した。

国資の前に5,000字越えのnoteを連日投稿していた時は、ぶっ死ぬかと思った。


でも、肉を手に入れるために、やるしかなかった。

自分を殺さないために、やるしかなかった。



私は根性論が嫌いだ。

だけど、根性論が嫌いだからと言って、根性を否定することは、やっぱりどうしてもできない。


あの頃の私が、なりふり構わず頑張ってくれたから、今がある。

根性を否定するということは、今の生活を手に入れるまでの自分を否定することになるのだ。




ただ、

たった一人で、根性を出し続けることは本当に難しかった。



結果が思うように出ないとき、私たちの心は簡単にポキッと折れる。

一度成功したとしても、この先の不安に心が押しつぶされそうになることだってある。



そんなときは、同じ方角に向かって一緒に走ってくれる人を、相棒にしてしまうことをお勧めしたい。



フリーランス仲間だって、コーチだって、友達だって、誰でもいい。


とにかく、自分を「たった一人」にさせないこと。


それが、自分を動かし続けるエネルギーになったりする。

私もコーチをつけたから、分かる。




駅伝部ではなかったし、体育なんて成績2だったけど。「中野あすかと一緒に走りたい」と思ってくれたら、いつでも連絡をしてほしい。


いつでも走り出せるよう、アキレス腱のストレッチをしまくって待ってるからね!




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【中野あすかについて】
替えの利かない、「ただの話し相手」として。個人でライフコーチをやっております。クライアントさんとお話ししたり、文章を書いたり、ラジオでひとり喋りをしたりしてのんびり生きています。

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この「サポート」って機能、なんなのか知らなかったのですが、どうやらチップ的なものらしいです。いただいたら、新しい本とちょっと美味しいお米を買う資金にしようかなと思います!