「まじめ」と「みじめ」は、一字の違い


僕は私はまじめだと思う。まじめだとよく言われる。まじめこそ取り柄だ。このような人に向けてNoteを書いてみました。

もしかしたら、そのまじめさはマイナスになっているかもしれません。


「日本人は真面目すぎる」海外の方の意見に多いことは周知の事実ですよね。日本の伝統的美徳である、礼儀や丁寧さ、感情面への厚い配慮が裏目に出ているからかもしれません。


真面目だからゆえに、非常に「もったいない」状態を引き起こしているのです。

真面目は勤勉や誠実と同じく、基本的には良い言葉、表現です。しかし、悪う意味で真面目すぎるのもよくありません。



ある人が「『まじめ』と『みじめ』は、一字の違い」と言っていてすごく印象に残りました。

決してまじめが悪いわけではなく、はき違えた「まじめ」さは、誠実な本意に対して「みじめ」な結果をもたらすことをうまく表現した言葉だと思います。


例えば、相手からのお願い・お誘いに申し訳ないから断れないといのは、まじめではありません。これこそみじめです。小学生や中学生であれば、これまた一字違いで「いじめ」に発展しているかもしれません。



スポーツ心理学の世界に「逆U字仮説」というものがあります。まじめであればあるほど、パフォーマンスが上がるといのは勘違いです。

過度なまじめさはストレスや緊張を多く含み、「みじめ」な状態になってしまうのです。まさにアルファベットのUを逆さまにしたような形になってしまいます。



海外から見れば、たいていの日本人はまじめの部類に入ります。ですから日本人から見てもまじめな人は、みじめに思われている可能性が高く、損する役周りを受け持っている可能性があります。

損する人よりも得する人の方がいいですよね。


電車が時間通りピッタリに来ることや、店員のサービスが良い点などは、世界から見ると明らかに異常です。これは日本の「おもてなし精神」で良いところなので責めるつもりは毛頭ありません。



僕が言いたいのは、無駄な会議・残業をして仕事しているアピールや忙しいアピール、上司の顔色を伺っているばかりで上司や年上に自分の主張を言えないなどのことです。100%のものを作ろうとして準備に時間がかかり過ぎてしまうこともよくないでしょう。


「デキる人」というのは、スピーディで滑らかに仕事を進めています。


だから目指すべきは、「デキる人」です。まじめに取り組んだって他者からの印象は良いかもしれませんが、それ止まりです。

「一生懸命に頑張る」これはもう古い考えです。今の時代にはふさわしくないでしょう。



僕は、10代の頃はまじめなことだけが取り柄でした。いやなことであってもお願いされたり、押し付けられれば、引き受けてしまっていました。


だからこそ、あなたのまじめさは、みじめになっていないか一度確認して欲しいのです。僕は謙虚な心さえ忘れなければ、少しくらい傲慢でもいいと思っています。もっと我を出して自己中に振舞ってもいいんです。

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