カラオケいったら社畜ゾンビが治った話
久しぶりに友人に出会うと…
「こいつ社畜ゾンビだ」
顔をみた瞬間そう思った。青白い肌に充血した目の下は濃く黒いクマ。久しぶりに会った友人はすっかりゾンビに変わっていた。
今日はそんな友人とカラオケに行ってきた。
正直、「こいつとカラオケいって楽しめるだろうか?」と思ってしまった。
なぜなら、見た目はゾンビだがこころは社畜だったからだ。
待ち合わせてからカラオケに向かう途中、わたしに話してくるのは会社の愚痴ばかり。
「発注をミスした」「会社辞めたい」そんなことをぐちぐち言い続けていた。
せっかくの楽しいひと時に愚痴ばかり言われても正直うんざりしていた。
そしてカラオケに入り、歌を歌いはじめた。それから3時間みっちり歌い続けた。
結果どうなったか?
なんと社畜ゾンビだった友人の顔に精気が戻ったのだ!
カラオケを後にしてごはんを食べにいったときにはもう会社の愚痴はひとことも言わず趣味のマンガやゲームの話を熱心に語っていた。
別れるころには社畜ゾンビみたいな様子がガラリと変わってとても幸せそうに見えた。
カラオケに行くだけで人間って変わるものだな、と驚きでした。
この出来事からわたしは精神科医の樺沢紫苑先生の最新刊に書かれたことを思い出していました。
遊びとカラオケの効果とは?
樺沢先生の最新刊である「精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方」には人生における遊びの重要性について述べられている本です。
その本に遊びの事例として「カラオケ」が紹介されていました。
そこにはカラオケをするとリフレッシュできる理由がいくつか載っています。
たとえば、カラオケで歌うとき大声を出します。大声を出すとき人は腹式呼吸になり、深呼吸をするのと同じ状態になるのです。これがリラックス効果を生み出します。
また、歌うときリズムを意識して声を出します。このときの身体の動かし方はリズム運動を行っているわけです。リズム運動は人間が幸福を感じるときに分泌されるセロトニンという物質を活性化させます。
このようにカラオケは非常に精神を整えるのにうってつけの遊びなのです。
先ほどの友人もカラオケをすることで日頃のストレスで疲れた脳をリフレッシュでき、回復することができたのではないでしょうか?
遊びとは最高の回復方法
このことからわたしは遊びの重要性を再認識しました。樺沢先生は「精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方」で言っていることは仕事で疲れたこころとからだを遊びによってリフレッシュしてまた仕事をがんばることを主張しています。
わたしの友人も社畜ゾンビになるくらい仕事でつかれていたようですが、わたしとカラオケに行くことだいぶリフレッシュしたようでした。
また、時間をみて一緒にカラオケに行くのも友の役目かもしれません。
社畜ゾンビから脱却する方法は遊ぶことだと実感した一日でした。