作家の才能とは

先日から読み始めた「本を出そう、本を出そう、出したらどうなった(城村典子)」の中でおすすめされていた「作家になれる人、慣れない人」を読んでみる。
この本の第一章しか読めていないが、ちょっと気になったことがあるのでシェアする。
この本はベストセラー作家本田健さんと伝説の編集者櫻井秀勲さんんが対談形式で「作家になる」とはどのようなことかそれぞれの考えが書かれている。
作家を目指し、ただいま奔走中の私にとって何かしら気づきがあるだろうと読んでみたが、なかなか考えさせられる内容だった。
例えば伝説の編集長櫻井さんによれば作家になった人の共通点として「子供の頃、他人から『作家の才能がある』とか『将来、作家になった方がいい』と言われた経験」があるか?というものがある。誰かに「作家の才能がある」と言われて喜んだ経験のなる人は作家の才能があるようだ。
この話を聞いてちょっと私は昔を振り返ってみると「作家になった方がいい」と言われた記憶はあるようなないような曖昧な感じだ。
でも、昔からものを書くのは好きな方だったと思う。
何か学校の宿題で文章を書く課題が出されたら間違いなく楽しんで書いて提出していた。
その様子を見て亡くなった姉に「文章の才がある」と言われた気がする・・・。書いているうちにちょっと思い出した。
そうだ、そうだ。
国語の授業で冒険の地図のような絵をみて、その絵に描かれた様子から物語を書くと言う宿題をやっていた時だ。
周りの友達は大体原稿用紙5枚くらいでギブアップしていたのに、私だけ30枚以上書いていた。
その様子を見て姉から「すごいじゃん」と褒められたのだ。
まあ、最も私の文章はお世辞にも上手くなかったようで、その後姉が同じ宿題で作った作品を読んでとんでもない敗北感を感じたものだ。
姉の作品は完成度が高すぎてビビった。
しかも文章量も私の2倍は書いていた。
あれ、もしかして姉の方が作家向いていたんじゃないか?
まあ、話は横に逸れたが、とにかく作家になる人の多くが子供の頃から何かしらの才能の片鱗を見せることはよくあるようだ。
とはいえ、才能は持っているだけでは宝の持ち腐れ。
伝説の編集者櫻井秀勲さん曰く、才能を生かすべく原稿を書く必要はあるようだ。
しっかり練習や鍛錬を重ねることが大切「。
まあ、この本を読んでみて自分にはもしかしたら作家になる才能は少しはあるのかもしれないと思った。
と言うことで私もこれから文章を書く鍛錬を怠ることなく続けていきたい。


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