森田ガンツの『鬱鬱日記』②
鬱鬱日記
芝居の小屋入りの日、玄関を出るとデカいゴキブリが寝っ転がるようにして死んでいました。
夏のあいだはあんなに元気だったのに…。
と、少し感傷にふけりましたが、よくよく考えてみると、そのゴキブリと自分は面識なかったです。
ところで人生を振り返っての自分とゴキブリの思い出ですが、昔、住んでいたアパートでゴキブリが大量発生して、台所だけでなく、雑誌の下、座布団の下、将棋の駒入れの中、ありとあらゆるところにゴキブリがいて、とても憂鬱になったのを覚えています。
ちなみにこの時期