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『だんドーン』20話〜さようなら月照和尚〜

『だんドーン』20話です。
一週間が早い。
今回冒頭よかったですね。
「安泰に政治するには反対する奴全員消せばいいよね!」というシンプルな考えのもの「安政の大獄」が開始され国中の一橋派が捕縛・処刑されていった
安政の大獄を、シンプルに理解できました。
そして、井伊直弼が一番殺したいのが、西郷どんと月照和尚で……というのが今週のテーマです。
2人助けるのはもはや不可能と判断した川路たちは、なんとか西郷どんだけでも助けるため知恵を絞ります。
史実ベースなので仕方ないのですが、月照和尚への諦めがすごい早いなと思いました。
あんなに面白を提供してくれたナイスキャラだったのに……こんなにあっさり退場だなんて……。

小舟に乗せられて海の上で暗殺されることになった月照和尚。それを知った西郷どんも一緒に船に乗ると言います。

が、いざ心中しようとなったそのとき、西郷どんは引き離され、月照和尚だけが海に沈んでいくのです。

西郷どんを助けるための、大久保さんの作戦でした。
藩のために犠牲になることを選んだ月照和尚。

このとき月照和尚と一緒に海に入ったニセ与力は、あの人ですね。いつだったか西郷どんにサツマイモをあげた人ですね。キャラデザが気合はいってたのでいつか再登場すると思っていましたが、ここで出てきました。

ひょっとして歴史的にも有名な人なのでしょうか? 顔と名前がはっきりするのが楽しみです。

なんで月照和尚と死なせてくれなかったという西郷どんに対し、大久保さんが必死に説得します。いいシーンなのに、川路たちの「重」「怖」というツッコミを見て、笑うシーンなのかちょっとよくわからなくなりました。
だって読者はまだ月照和尚の死を受け止めきれていないから!! 少なくとも私はそうです。

やっぱり生きてました! なんてことはなく、海から遺体が引き上げられた月照和尚。

辞世の句が、プリンターから出力した感じになっていてそこはちょっと面白かったです。

しかし、この出来事をきっかけにすべてを吹っ切ることができた西郷どん。
大久保さんの知略と勝負強さも明らかになりました。

が、西郷どんと大久保さんという幕末のエース的存在が出てきてしまったため、川路の存在感がやや薄くなったような気がしています。今回のエピソードのせいでしょうか。
また川路の活躍が見たいです。

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