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「年の差21歳、長女と長男の再会!」
「はーい、モシモシ、しましょうね。先週より心音は正常になって良くなってるね」
息子、颯馬(ふうま)に聴診器をあてながら医師が言った。ホッとした。
一番心配だったのは、水や野菜ジュースなど水分は摂るのだが、スプーンを口元に運んでもソッポ向いて食べない。大好きなフルーツゼリー(キウイ、オレンジ、グレープ)さえ一口も食べない。親の心配をよそに医師が
「このくらい大きくなるとね。水分さえしっかり摂取していれば1~2週間食べなくても大丈夫だから」
「そうなのか!?!?」
今日の夕飯には、熱も下がり、すっかり食欲も戻って一安心。
先週金曜日、保育園を早退させ病院に連れて行った。
「保育園で午睡中、颯馬が咳き込んで寝られていないようだ」と先生に指摘されたからだ。
主治医は、「心音が今までフウマ君の音はヒューヒューって聴こえたのに、今日はバリバリって聴こえる。どういうことかというとね。気管支炎一歩手前。ちょうど良いタイミングで来院してると思いますよ。」
薬を飲むと、すぐに咳は止まった。そこへ、土曜日、23歳になる長女、未空(みく)が横浜・山手まで遊びにきた。
回転寿司のランチ。颯馬も食欲旺盛で、玉子、ハンバーグ、コーン、納豆軍艦・・・と良く食べ、ハイテンション。
初めて未空と日本酒を呑む。考えてみれば、「娘と呑む!」って夢だったな。アッサリと叶った。颯馬とも吞めるかな・・・。
いつも思う。長女、未空と次女、七海(なつみ)に対して、颯馬の様子が少し違う。ママに甘えるような仕草をする。血のつながりを感じているのかもしれない。
「ほんと、かわいい。颯馬くんと一日一緒にいたい!」と未空。
美香が仕事から戻ると、未空と3人でいろいろ話をした。退院した次女、七海と2人の生活は、まだまだ壁も課題もあるようだ。
「未空が土日に休みになれば颯馬の面倒見てくれないかな。たまには美香と夫婦水入らずの時間もつくりたいから。七海にも伝えて!」って、俺。
そして、昨日の朝、38度8分の高熱・・・。夜には39度9分まで上がった。今朝は解熱剤が効いて37.7度。
そして今日、保育園を休ませて病院に行ったのだ。
いつも感染症対策として37.5度以上熱がある場合は、自宅待機となる。また保育園に行っていても、37.5度以上になると保育園から呼び出される。保育園でもマメに検温している。そして発熱から24時間後も休ませないといけない。翌日熱が下がっても休まなければならないルールなのだ。
明日は元気を取りも出した颯馬と自宅で過ごすことになるから大変だ。もう一日何もできない。
でも、食欲がない颯馬を初めて見て、すべて当たり前って思っていることも、当たり前じゃないって改めて思えた。そう思うと、たまらなく息子を愛おしく感じる。元気でいてくれて、ありがとう、颯馬。家族が元気なのが一番だ!
人間の幸せか・・・・・・難しいね。俺の幸せでいい?
俺は人が喜ぶことをしたい。
そして、“この人のために自分はいる”っていう気持ちで
生きられる場所を探したい。
人間の幸せって、誰かと共鳴し合うことだ。
喜びも悲しみも怒りも。
それが多ければ多いほど幸せだと思う。
「長渕語・録」ぼちぼちしてらんねえ 長渕剛