尊敬していた、あの人との別れ・・・献杯と決意!
東京・秋葉原のアキバホールで行われた「龍村仁監督を偲ぶ会」に行ってきた。
まず驚いたのが、うちの「旅するカフェバー」で龍村監督に肩車されていた娘さんの仁美ちゃんが、もうすぐ20歳を迎えるということ。
月日の流れを感じた。
久しぶりに会った龍村ゆかりさんとKNOBさんに「隊長、若返ったんじゃない!」って同じことを言われた。俺の平服は派手だった。
俺の知らない若かりし日の監督の姿を大スクリーンの映像で見ることができた。あの矢沢永吉がリーダーだった「キャロル」の映画を撮ったことがきっかけでNHKを懲戒免職になった龍村仁監督。
尖がってたなぁ、監督。
流されることなく信念を持って凛としている。それでいてボクネンさんが言っていた「仁スマイル」で人と接する優しい人でもあった。
監督も俺も好きだった思い出の新宿御苑「Okudo東京」の担々麺。
痺れる辛さが刺激的で、のど越しの良いつるつるとした食感の麺、俺は世界一旨い担々麺だと思っている。いつも麺少な目の担々麺を注文し、光が差し込む外のテーブルで食べていた監督を思い出した。会う度に笑顔で「よっ、隊長!元気?」って挨拶を交わした監督を思い出したら、涙が溢れた。
「もう、監督とあの担々麺、食えないんだな・・・」って。
でも、俺の中で監督は生きている。
数々の秘蔵映像を見て、監督の「走りながら考える」生き方に、いかに影響を受けてきたかがわかった。映画「ガイアシンフォニー地球交響曲」を一本撮るのに約2億円かかる。監督は集めてから撮るのではなく、映画を撮りながら資金集めをしていた。昨日の偲ぶ会は、監督の感性と魂に触れ、元気とやる気をもらった貴重な時間だった。勝手に監督からバトンを渡された感覚になったのだ。時間は有限だ。一日一日を丁寧に生きて、一人の表現者として、生涯執筆活動をすると決めた。
「偲ぶ会」の後、献杯に。シンマさん、つよぽん(石原剛)に加えて、Facebookでアウトプットしたことがきっかけで、えべっさん(江部 正紀)も合流。大切な友達を繋げられ、まさに魂の友と語らう会となった。偶然入った秋葉原「東京ブッチャーズ」。見た目も斬新で味も旨かった。旨い料理とクラフトビール、そして世界No.1バーボン「ジムビーム」ハイボールに話が弾んだ。俺はラージサイズで生ビールを2杯注文した後、ハイボールに移行。昼間から呑むビールと話に程よく酔った。
えべっさんと3年前に横浜山手の自宅で呑んだ会長から、偶然にも先週連絡が来て久しぶりに中華街で会ったばかりだ。
妻の美香のアートセラピー仲間でもある、ユウキ カおルちゃんとも再会、3人で「重慶飯店 茶房」でランチした。
今年は出会いと再会が多い。
先々週は、亡くなった妻の礼子とのキューピッド、隊員でもある倉林悦ちゃんと山下公園近くのキャラバンコーヒーで数十年ぶりの再会、つい最近、インスタ、noteを見て礼子の死、そして3歳の息子の存在を知ったらしい。出会いから22年間の結婚生活を振り返った。嬉しかったのは、「人生でベストと思う旅は、地球探検隊で手配したトレックアメリカのメキシコ、グアテマラ、ベリーズ3カ国周遊の多国籍ツアー!」という言葉。
そしてYoshi、Masaの新たな音楽活動を応援するための決起集会で再会と新たな出会いがあった。
人生は出会いと別れ、そして思い出でできている。一日一日を丁寧に生きるとは、ひとり一人と丁寧に会うことだ。