【ディレクション】WEB制作においてペルソナを立てる理由
株式会社エンタミナさま主催のオンラインサロン動画を見ました。その中で得られた学び・気付きメモです。
得られた学び
はじめに、WEB制作は大きく5つのステップに分かれています。
企画 ⇒ 設計 ⇒ 制作 ⇒ 検証 ⇒ リリース という順番です。
今回の動画で得られた学びは、
「企画ステップで定めたゴールに対して、WEBサイトの設計を行う。設計をする際は「誰に向けたサイトを作るのか」を定めることが、WEBサイトの良し悪しを判断する上で重要である」という内容です。
「誰に伝えたいか」が超重要
WEBサイトを制作する際に重要なポイントが3つあります。「誰に」「どんな情報を与えて」「どんな行動を起こしてほしいか」です。
その中でも「誰に」が決まらないと「WEBサイトにどんな情報を載せるか」や「どんなデザインにするか」が定まらないため、初めに設定します。
さらに、具体的な人物モデルまで解像度を上げることで、何が良くて何が悪いのかを判断する基準が出来ます。そのために効果的な方法が「ペルソナ」です。
ペルソナを定めるのは、判断基準をつくるため
例えば、WEBデザインの良し悪しを判断するとき、ユーザー像が具体的に定まっていないと、各々の知識や主観、個人の好み等で判断することになります。
場合によって、主観を尊重するケースもありますが、あくまでWEBサイトは、ユーザーに使ってもらうことで行動を起こさせるためのツールなので、ユーザーにとって心地よく使えるツールである必要があります。
ペルソナは、デザインやコンテンツの良し悪しを判断する基準となるため、クライアント様にとっても、制作側にとっても、ペルソナを定めて共通のユーザー目線を持つことが重要です。
想像力を働かせてペルソナの精度を上げよう
具体的なユーザー像を捉えるには、ユーザーにヒアリングをすることがベストです。しかし、時間や費用等の関係上、全てのプロジェクトでインタビューが出来るとは限りません。
そのために必要なスキルが「想像力」です。
ユーザーは、
●普段どんな仕事をしていて
●どんなライフスタイルを送っているのか
●どんな性格で
●どんなサイト・アプリを使っているのか
を、調べたり、想像力を働かせることで、ペルソナを作り上げます。
特に「性格」はコンテンツ(情報)。「よく利用するアプリ・サイト」はデザインの良し悪しを判断する基準になります。
例えば「せっかち」な性格のペルソナをターゲットとした時、そのペルソナは「商品の良さを手っ取り早く知りたい!」と考えるかもしれない→なら、良さを早く理解出来るように、商品のメリットを3つに絞って掲載しよう。
このように、サイトに掲載する情報を選ぶときも、ペルソナを活用することができます。
想像力を鍛えるために普段から出来るトレーニング
想像力を鍛えるためには、
見ず知らずの人の外見から「普段どんなアプリを使っている人なのか?」「どんな音楽を聴いているのか?」などを想像するトレーニング方法が効果的です。
ペルソナの想像が難しいうちは、自分をペルソナに落とし込むことから始めて、徐々に自分から遠い人をペルソナ化していく方法も、ペルソナを想像するトレーニングになります。
更に、ペルソナのストックが溜まると、仕事現場でペルソナを設定するヒントになったり、ペルソナに対するアプローチを考える瞬発力が上がります。
早速、日頃から取り組みます。