仕事を選ぶ、または続ける3つの基準について
ピ社に入社して1ヶ月が経ちました。
皆さん、区切りの節目でこれまで携わった業務について書かれたりするのですが、私はまだ自分の言葉で表現できないので、たくさん聞かれた「何故転職したの」について、ふと思い出したことを書こうと思います。
3つの基準(動機)というのは、新入社員の頃に当時の上司に何気なく言われた言葉です(どこかに出典があるのかどうか、今となってはその上司が言ったこと自体を覚えているかも不明なので未確認です。ごめんなさい)。
とてもシンプルかつ普通で「1.金につく 2.仕事につく 3.人につく」。
「金につく」は、仕事の基本でありとてもわかりやすい基準だと思います。
私は社会人になってから最優先にはしてこなかったのですがそれはとても幸運なことで、「家族を養うために」というかもっとシンプルに「生きていくために」選択をする場合はとても多いんだろうなと思います。
そして最強の理由でもあるので、ここを基準にブレずに生きている人が世界を見渡せば最も多いのかも。
「仕事につく」は、この仕事が楽しいから続けている場合、またはこの職業に憧れて努力して叶える場合。
私は中学生の頃に「雑誌の編集者になりたい」と思って、大学を選び出版社への就職活動をし、当時は狭き門でしたが何とかひっかかって、編集の仕事をすることができました。10年ちょっとやって異動願いを出し出版編集からは離れたのですが、それも憧れていた仕事をしたら「編集」というジャンルで新しくやりたい分野がみつかったからで、「やりきった」とはとてもとても言えませんが、今回も似たような感じです。
「人につく」は、メインの動機にはなりにくいですが意外と大きな基準になりそうです。これまた幸いにして私は今の会社も以前の会社も、一緒に仕事をしたい、遊びたいと思う魅力的な人がたくさんいる環境でした。これは入らないとわからないところで合う合わないもあるので、会社のHPなどで社内の雰囲気を伝えるのは重要なことだと思います(ここを見たことが決断を後押ししてくれました)。
ただ最近は「辞めてそれっきり」という働き方や関わり方は減り、仕事を変えてもゆるやかな形でつながれる時代になっているので、ここを基準にする必要はないのかも。
それと、編集は人とのやり取りがメインともいえる仕事で、社外の方々と仕事をするのが本当に楽しく、自分の財産になっていたのですが、最近それがちょっと減っていた(そして自分で外に出る気持ちをなぜか持てなくなっていた)のも、環境を変える理由だったかもしれません。
あまりにシンプルで説明の必要もないネタなので、自分の話多めで書いてしまいましたが、個人的には、この3つの基準(どれか1つがあるかではなく3つの角度で考えたとして)で整理して、判断をしてきたのかなと思います。
そして、逆説的になりますが、最近この3つと少し違う点を感じるようになりました。
それは「この1ヶ月で自分の世界が大きく広がり始めた」ということです。
言葉だったり環境だったり人だったり、いろんな形で入ってくる情報で、知識というだけではない自分の何かが少しずつアップデートされている気がします。
この感覚はとても久しぶりで、私はこの状態を欲していたのかもしれない、と思っているところです。
これをアウトプットにもっていけるようにすること、これが次の目標です。