見出し画像

【活動内容】料理とワイン

僕の個人的で、偏った考えなんですけど、
料理をしないソムリエは、完全に「アウト」だと思っています。
お店で出すわけでなく、家庭料理のレベルでいいんです。
食材に触れて、調理してみて、特徴を知らなければ
「ペアリング」のアイデアは浮かびません。

そして、ワインは料理に寄り添うものだと思います。
料理を作るときの発想は、制約がない方が良い。
ワインを選ぶときの発想は、制約があった方が良いと思います。

私は、お客さまに質問攻めをします。
「好きな品種は?」「好きな国は?」だけではありません。
「今日の献立はなんですか?」「どんなメンツですか?」
「今日は疲れてないですか?」「何日かけて飲みます?」
など、お客様に合わせて、可能な限り探ります。

レストランの接客の場合、お客様は食事を目的としているので、
聞かずとも感じ取れる要素が多いし、こちらも質問しやすいんですが、
酒販業務に携わり感じたのは、お客様のテーブルのイメージがわからない。
そこをイメージできないと、お客様にも料理にも寄り添えないんです。
試行錯誤しましたが「ペアリングの引出し」が増えている気がします。

そうなると、「出力」する環境を作りたくなってしまうのも、
ソムリエなんです・・・

いいなと思ったら応援しよう!