Lyrics #77 はぐれ雲
立て込んでいた仕事をこなし、ちょっと疲れてしまい、無理やり隙間時間を作ってまた海までドライブしてきた。
思考が混乱し、頭に微熱を感じたら、やっぱり海が良薬だ。
でも、ときどき思いもしない「振り返り」が勝手にやってきて、せっかく遠くまできても、嫌な気持ちになることがあるが・・・。
自分は何をしているのだろうか? とか、 これが何になるのだろうか? とか、
はたまた結局何のためになるのだろうか? とか・・・。いろいろと。
そんなバイオリズムの下降期のような、深い谷に入ったような・・・、ときどきそんな時間に迷い込む。
でも、最悪期でない限り、まだ客観視、客観的思考ができていて、たまたまそんな時期なんだよと、海に出向く気力・体力は残っていた。
隙間時間と言っても無理やりあけた隙間なので、拡がり過ぎて元に戻しづら
く、今日はそんな「谷間の日」の気分をそのまま書いてみた。
今月はじめ、漫画家の鳥山明氏が亡くなられた。
正直鳥山ファンと呼べるほど作品を知らないが、ドラクエシリーズのキャラクターデザインもされていたことは知っていたし、「はぐれメタル」は好きだった。
ということで、今回の作品は氏を偲んで題名を「はぐれ雲」としています。
( 「浮浪雲」の方ではありません・・・ )
Lyrics #77 はぐれ雲
こんなに 暖かな春の陽を 浴びながら
心の中に 吹く風が まだ冷たくて
雪解けの 流れる水を 見つめながら
これから どうするのかと 問いかけている
遠い昔の 記憶なら
かすかに思い出せるけど
昨日がどんな一日か 忘れてる
ゴールがあっても 地図をもたず
偶然に生まれて 生きてきた だけの
まるで流れる あの雲のように
この海辺まで 歩いてみると 晴れ渡り
いくつもの 船が沖へと 向かわんとする
飛ぶ鳥の ひろげた翼を 見つめながら
小さな 自分の翼を 探している
遠い昔の 写真なら
雨音も思い出せるけど
昨日がどんな雨なのか 忘れてる
夢があって 標をもたず
偶然に生まれて 生きてきた だけの
まるで宙に浮く あの雲のように
遠い昔の 記憶なら
かすかに思い出せるけど
昨日がどんな一日か 忘れてる
ゴールがあっても 地図をもたず
偶然に生まれて 生きてきただけ だけの
まるで流れる あの雲のように
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