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7月8日「オルセー美術館・ドネルケバブ」

オステリッツ駅には朝の6時、まだ空には半月が浮かんでいた。ホテル探しはまだ早すぎる時間だったので、駅内のカフェで甘いパンとコーヒーを朝食に選んだ。その後、メトロに乗ってパリ東駅(l'Est)へ向かい、そこから北駅へと歩いて行った。北駅までの道のりには急な階段があり、重い荷物を抱えての移動は一苦労だった。

北駅の近くには多くのホテルがあるが、少し怪しい雰囲気もあるのでおすすめはできない。44ユーロで泊まれる場所を見つけ、トイレとシャワーが付いているが、テレビのチャンネルは変えられない状態だった。

最後の両替をするためにオペラ座まで行ったところ、50ユーロを両替するために長蛇の列に並んだ。そこで日本人の若い女性二人組が大量のユーロを現金に換えているのを目にし、その処理に時間がかかっていた。クレジットカードを利用すれば良いのにと心の中で思いつつ、彼女たちが会社の上司の悪口を大声で話しているのを聞いて、少し恥ずかしさを感じた。

その後、コンコルド広場まで歩き、オルセー美術館でモネやゴッホの作品を鑑賞。若い頃から晩年にかけての作品を比較しながら見ると、人生の中で少しずつ変わっていく彼らの作風を感じ取ることができた。美術館を出た後は足が痛くなり、空腹を感じながらシャンゼリゼを散策した。独立記念日の準備で凱旋門付近は混雑しており、凱旋門を一目見た後、ホテルへと戻った。ドネルケバブを買ってホテルに戻り、一息ついた。

夜になり、静かになると、昨晩の列車の中で外の景色を眺めながら過ごした時間を思い出し、この30日間の旅を振り返った。無事に旅を終えられたこと、素晴らしい景色を見たこと、素敵な出会いがあったこと、新しい友人ができたことに感謝の気持ちでいっぱいになった。そして、ついに明日が帰国の日だ。

【補足情報:パリ観光】 パリはその豊かな歴史、文化、美術に触れることができる世界的に有名な観光地です。エッフェル塔、ルーブル美術館、オルセー美術館、ノートルダム大聖堂など、訪れるべき名所が数多くあります。また、シャンゼリゼ通りやモンマルトルの丘、美しいセーヌ川の河畔など、散策に最適なスポットも豊富。パリのカフェ文化を楽しみながら、街の雰囲気を存分に味わうことができます。パリは四季折々の美しさを持ち、訪れるたびに新たな発見と魅力を提供してくれる都市です。


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