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眩暈

僕らがついばんだ 
フライドポテトから滲んだ
油の染みの広がる様が
心に一滴 静かに落とされた
艶々しい終わった恋の味に似ていた

結局のとこはそう 何も進歩していなくて
君はその事を 未だに酒の肴にしている
でも進歩どころか 何も変わってないのは君だよ
その笑顔も その痛いほどのまどろんだ瞳も

ほらだんだん情けなくなる
これだけ惑わされても心の全てを握られてるとは
ほらだんだん心が染まる
勝てないから 逃げられないから
ほらだんだん僕が離れてく
知らぬ間に時間はゆるりと流れていってるよ
もうだんだん君がまた遠く
手が届かないなぁ これは笑うしかないなぁ

やめろよ やめてよ 
やめないで やめるんじゃないよ
僕の心が 原型を留めてるのも今のうち

この声は残念だけど消えてく
君への想いで頭がパンクしかけてる
でも絶対天文学的数字で
立ち消えてく 包まれて無くなってく

ほらだんだん情けなくなる
これだけ惑わされても心の全てを握られてるとは
ほらだんだん心が染まる
勝てないから 逃げられないから
ほらだんだん僕が離れてく
知らぬ間に時間はゆるりと流れていってるよ
もうだんだん君がまた遠く
手が届かないなぁ これは笑うしかないなぁ
もうそろそろ酔いが覚めてくる
夜が明けてまたいつもの街に戻る
同じように君と僕も「いつも」になる

いつも いつも いつもの2人になる


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