![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158759687/rectangle_large_type_2_3bfea6b8d5e26065ec686eeb041f50f3.jpeg?width=1200)
はじめての全身麻酔 その4「恐怖!尿管カテーテル」
最近、甲状腺腫瘍切除とバセドウ病治療のため
甲状腺を全摘出する手術を受けました。
その時のお話です。
これから全身麻酔の手術を受ける方(特に男性)の
参考になればと思い、
また自身の記録用に、書きます。
(前回のあらすじ)
甲状腺の腫瘍だけでなく、バセドウ病になっていることも発覚。
両方の症状を一気に改善するために、
医者から甲状腺の全摘出を進言される。
大病院への3回目の通院。
今日は血液検査や
首のCT、肺の状態の確認、
麻酔科の先生との面談など盛りだくさん。
要は「安全に手術が行える状態なのか?」を確認する回です。
そんな数々のプログラムの中でも
自分は麻酔科の先生との面談がいちばん重要だと思っていました。
甲状腺摘出の手術は
全身麻酔で行います。
喉がぱっくり開いているので自ら呼吸ができません。
(こんなかんじ?)
![](https://assets.st-note.com/img/1729476404-KudzahUY0yGV6w1NTrxQPiAn.jpg?width=1200)
なので喉から管を通して機械による呼吸管理を行うそうですね。
そのためにも全身麻酔が必要。
全身麻酔なので、寝ている間に手術は終わります。
それはいいんですけど…。
ひとつ、懸念していることがありました。
今回の手術における最大の懸念点と言っても過言ではありません。
それは……
「尿管カテーテル」
です。
あーそれな!という方も
ナニソレ?という方もいらっしゃるでしょう。
尿道口から膀胱に通して導尿する目的で使用されるカテーテルのことです。
つまり、お〇ん〇んに管を入れるということ。
麻酔中は意識がありませんから、おしっこもできません。
安全に、持続的におしっこを出させたり
腎臓機能の低下防止のための処置で
全身麻酔の手術ではほぼ間違いなく入れるそうです。
特に長時間の手術ともなれば
途中でおしっこしたくなったらどうしよう?
麻酔で意識がないから、漏れちゃうの?
という不安がありますが、
尿管カテーテルを入れていればその心配もなし!
これで手術中も一安心!のはずなのですが
一方で大きなデメリットも抱えています。
痛いのです。
尿道に管を通すんですよ。
男性なら想像しただけで寒気がしますよね?
カテーテルを入れる際は麻酔で眠っているので
まったく痛みを感じないそうですが
麻酔から目が覚めた時、カテーテルが入ったままだと
痛み&違和感を覚え、また
抜去する際に激痛が走るらしい。
ある人の話では(実際に聞いた話)
麻酔から覚めた時、最初に感じたのが
お〇ん〇んの痛みだったそう。
「あれ?痛い?なんですかこれ?」となり
看護師に尿管カテーテルが入っている旨を聞かされたところ
痛すぎるから速攻で抜いてくれ!と懇願する事態になったそうです。
そして抜く時にはこれまた地獄のような痛みを味わったそうです。
術後の創部(傷口のこと)の痛みは仕方がない。
でも、カテーテルの痛みだけは
どうしても避けたかった。
なんか、怖いんですよね。
お〇ん〇んに痛みが生じるの。
(わかってくれる男性は多いはず)
そこで「なんとか回避できないか?」とネットで調べまくった結果
最終的にたどりついたのは
「術後、麻酔が効いているうちに尿管カテーテルを抜く」ということ。
これだと意識がある時にカテーテルが入っている気持ち悪さ、
そして抜くときの痛さからは逃れられます。
もっとも、抜いた後でも入っていたカテーテルのせいで
尿道が傷つき、おしっこをする際はしばらく痛いらしいのですが
それはどう頑張っても避けようがないのであきらめるしかない。
その計画を麻酔科医(女性)に話し
「なんとか麻酔が切れる前に抜いてください!」と懇願。
すると「人によっては耐えがたい痛みだそうですからね」
「麻酔が切れる前に抜きましょう」と言ってくださったのです!
これで今日の目的は達しました!(^^)!
ホッと一安心。
僕のように尿管カテーテルが怖い方は
きちんと担当医や麻酔科医に相談したほうがいいと思います。
手術の内容にもよりますが
案外考慮はしてくれるんだなぁと感じました。
(ただ、この病院ではカテーテルを入れない、という選択肢はありませんでした)
次回はいよいよ入院&手術です!
果たして手術の様子は?術後の痛みに耐えられたのか?
そしてカテーテルは麻酔が切れる前に抜かれたのか?
乞うご期待!
(つづく)