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はじめての全身麻酔 その4「恐怖!尿管カテーテル」

最近、甲状腺腫瘍切除とバセドウ病治療のため
甲状腺を全摘出する手術を受けました。

その時のお話です。

これから全身麻酔の手術を受ける方(特に男性)の
参考になればと思い、

また自身の記録用に、書きます。



(前回のあらすじ)
甲状腺の腫瘍だけでなく、バセドウ病になっていることも発覚。
両方の症状を一気に改善するために、
医者から甲状腺の全摘出を進言される。


大病院への3回目の通院。

今日は血液検査や
首のCT、肺の状態の確認、
麻酔科の先生との面談など盛りだくさん。
要は「安全に手術が行える状態なのか?」を確認する回です。
 
そんな数々のプログラムの中でも
自分は麻酔科の先生との面談がいちばん重要だと思っていました。
 
甲状腺摘出の手術は
全身麻酔で行います。
 
喉がぱっくり開いているので自ら呼吸ができません。
(こんなかんじ?)

あくまでもイメージ(笑)


なので喉から管を通して機械による呼吸管理を行うそうですね。
そのためにも全身麻酔が必要。
全身麻酔なので、寝ている間に手術は終わります。
それはいいんですけど…。
 
ひとつ、懸念していることがありました。
今回の手術における最大の懸念点と言っても過言ではありません。
それは……

「尿管カテーテル」

です。
 
あーそれな!という方も
ナニソレ?という方もいらっしゃるでしょう。
 
尿道口から膀胱に通して導尿する目的で使用されるカテーテルのことです。
つまり、お〇ん〇んに管を入れるということ。
 
麻酔中は意識がありませんから、おしっこもできません。
安全に、持続的におしっこを出させたり
腎臓機能の低下防止のための処置で
全身麻酔の手術ではほぼ間違いなく入れるそうです。
 
特に長時間の手術ともなれば
途中でおしっこしたくなったらどうしよう?
麻酔で意識がないから、漏れちゃうの?
という不安がありますが、
尿管カテーテルを入れていればその心配もなし!
 
これで手術中も一安心!のはずなのですが
一方で大きなデメリットも抱えています。
 

痛いのです。


 
尿道に管を通すんですよ。
男性なら想像しただけで寒気がしますよね?
 
カテーテルを入れる際は麻酔で眠っているので
まったく痛みを感じないそうですが
 
麻酔から目が覚めた時、カテーテルが入ったままだと
痛み&違和感を覚え、また
抜去する際に激痛が走るらしい。
 
ある人の話では(実際に聞いた話)
麻酔から覚めた時、最初に感じたのが
お〇ん〇んの痛みだったそう。
 
「あれ?痛い?なんですかこれ?」となり
看護師に尿管カテーテルが入っている旨を聞かされたところ
痛すぎるから速攻で抜いてくれ!と懇願する事態になったそうです。
 
そして抜く時にはこれまた地獄のような痛みを味わったそうです。
  
術後の創部(傷口のこと)の痛みは仕方がない。
でも、カテーテルの痛みだけは
どうしても避けたかった。
 
なんか、怖いんですよね。
お〇ん〇んに痛みが生じるの。
(わかってくれる男性は多いはず)
 
そこで「なんとか回避できないか?」とネットで調べまくった結果
最終的にたどりついたのは
「術後、麻酔が効いているうちに尿管カテーテルを抜く」ということ。
 
これだと意識がある時にカテーテルが入っている気持ち悪さ、
そして抜くときの痛さからは逃れられます。
もっとも、抜いた後でも入っていたカテーテルのせいで
尿道が傷つき、おしっこをする際はしばらく痛いらしいのですが
それはどう頑張っても避けようがないのであきらめるしかない。
 
その計画を麻酔科医(女性)に話し
「なんとか麻酔が切れる前に抜いてください!」と懇願。
 
すると「人によっては耐えがたい痛みだそうですからね」
「麻酔が切れる前に抜きましょう」
と言ってくださったのです!
 
これで今日の目的は達しました!(^^)!
ホッと一安心。
 
僕のように尿管カテーテルが怖い方は
きちんと担当医や麻酔科医に相談したほうがいいと思います。

手術の内容にもよりますが
案外考慮はしてくれるんだなぁと感じました。
(ただ、この病院ではカテーテルを入れない、という選択肢はありませんでした)
 
次回はいよいよ入院&手術です!
果たして手術の様子は?術後の痛みに耐えられたのか?
そしてカテーテルは麻酔が切れる前に抜かれたのか?
乞うご期待!
(つづく)
 

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