外向的に明るく振舞うことにも問題がある
世の中には刺激に弱く敏感な人たちがいます。
こういう人たちの良いところは誠実性が高く責任感が強いところです。敏感な人ほど他人の言動に敏感な反応をするので、極めて共感力が高い傾向にあるんです。
敏感な人ほど道徳心が高い
敏感な人は他人の気持ちが理解できる分、優しく接することが出来て他人を騙したりはしないのだとか。
さらに自分を律してルールを守ることも多いと言います。
敏感な人ほどより深く考えることが出来るので、危険なことや他人が嫌がることなどをより現実的に想像できます。だからこそ他人に迷惑がかかるようなことは避けるのです。一方で鈍感な人たちは他人の気持ちに、無頓着なので利己的な行動がとれてしまいます。
他人に共感することが出来ない人たちは、平気でひどいことが出来るんですよね。
なぜなら相手の気持ちがわからないから。
「これを言ったら相手は嫌がるだろうな」という思考に至らないんですよ。
なので言いたいことを素直に言ってしまうんです。
鈍感な人は他人の顔色を伺うことが少ないので、自分のペースで話しかける事が出来てコミュニケーションを豊富にとることが出来ます。この点では人間関係を豊富にすることが出来るのでメリットもありますが、その無頓着さゆえにトラブルも多く経験します。
一方で敏感な人は豊富なコミュニケーションは取りません。
敏感な人はコミュニケーション能力が高い
なぜなら相手の顔色を常に伺い深く考えるタイプなので、豊富な人間関係を作ってしまうと情報量が多すぎて脳が疲れるからです。だから無意識的に人間関係が希薄になるんです。
ただ相手の気持ちをある程度、配慮することが出来るのでトラブルになることも少なかったりします。
実はコミュニケーション力が高い人は敏感な人だと言われています。
敏感な人ほど共感力が高いので普通に喋ることさえ出来れば、相手の気持ちに配慮しながら居心地の良い空間を作ることが出来るんです。敏感な人がコミュニケーションのスキルを身に着ければ、最も人間関係を有効に築けるタイプであり最強なんです。
ただ敏感な人は積極性があまり無いんですよね。
なので高い評価を貰えないのが事実で、周りからは「何を考えているかわからない」とか「能力が無い」と思われがちです。実は素晴らしい才能を持っているのですが、その才能を発揮できる環境はごく一部に限られているんです。
だから敏感な人ほど身を置く環境は考えたほうがよいでしょう。
さらに敏感な人は争いが嫌いです。
人間関係のトラブルは強烈なストレスになるので、争いを好まない傾向があり議論になると相手に言い負かさることが多くなります。自分の考えはしっかりあるのですが、相手にそれを伝えるのが苦手なんですよ。
必ず息抜きの時間を作る
なので議論の時に自分の意見が言えないことが多く、後悔することがよくあります。
しかもケンカになるとその出来事をしばらく引きずります。
つまり回復までに長い時間がかかるんです・・・
なので敏感な人でもたまには鈍感な人のように振舞うことも大事で、言いたいことはハッキリ言うような練習をしたり、メンタルが崩れた時にはすぐに回復できるような対策は必要かなと。
敏感な人の中には生まれた家庭環境的に外交的になるしかなかったり、社会からそういう性格が求められたので外交的に振舞っている人がいます。
こういう人は根本的には敏感ですが表面上は鈍感です。
つまり見た目は明るくて社交的に見えるんです。
しかし気質が敏感なのでそこには確実に「無理した分のストレス」が蓄積されています。これを放置しているとある時にプツンと糸が切れる瞬間が来ます。そうなればうつ病を抱えたり精神疾患を発症することになるので、注意が必要です。
なので無理しすぎないようにはしてほしいなと。
頑張ることは大事ですが頑張りすぎはダメです。
潰れたら元も子もないですから。なので適度に頑張り、程よく息抜きをしながら自分の気質にあった時間も大事にするようにしてください。