間違った判断ばかりするのは認知の歪みが原因
間違った思考で考えておかしな行動をすることがあります。
間違った思考になる原因として「認知バイアス」が挙げられます。認知バイアスとは認知の歪みのことで、強い偏見のようなモノです。その認知の歪みを正すという意識も必要で、そのためにまずは何が認知の歪みなのかを知ることが必要だと思うんですよね。
間違った思考は認知の歪みが原因
認知バイアスにはいろんな種類があります。
主な例がこれです↓↓
・白黒思考
・べき思考
・ミスラベル
これらが代表的な認知の歪みとして挙げられるものです。もっと多くの認知バイアスがありますがここでは代表的な3つを取り上げます。注意してほしいのはこれらの認知バイアスは誰にでも起きるモノなので、知っておいた方が良いということです。
なのでザックリ説明していこうかなと。
まずは「白黒思考」から。
白黒思考と言うのは100か0で決めることです。
これは物事をハッキリ分ける考え方です。
「この人と一緒にいれば必ず幸せになれる」と言うのも白黒思考の一種です。どんな物事も「絶対に」とは言いきれないんですが、そう考えてしまうことがあるんですよね。
そうやってハッキリ区分けすることで苦しくなることもあるんですよ。
「この人は良い人だ」と思ってあっけなく裏切られたり、逆に「この人は悪い人だ」と思って距離を置いたせいで、その人との楽しい生活が出来なかったするわけです。どんな人でも良い部分と悪い部分を持ち合わせているので全てを、白と黒に分けずにグレーゾーンを設けることも必要だと思うんですよね。
そういうフラットな視点も必要と言うことです。
そして「べき思考」も認知バイアスです。
べき思考の危険性
べき思考とは「こうあるべき」と決めつけることです。
「女性はおしとやかに生きるべき」
「今の時代はマスクを付けるべき」
「若者は目上の人に気を配るべき」
と言う風に何でも決めつけてしまうわけですよ。
そう考えるとそこには弊害も生まれます。
べき思考により行動が制限されますからね。「女性はおしとやかに生きるべき」という思考があると、男性のように生きたい女性は生きづらさを感じてその思考がストレスになります。
またこういうべき思考を他人に強要するとトラブルになります。
実際に「マスク警察」と言われる人たちが社会問題になっていますよね。こういう時代なのでマスクを着けている方が良いとは思いますが、いろんな事情でマスクを着けれない人もいるのでそういう部分への配慮も必要なんですよ。
ただべき思考ではそういう配慮は持てないんですよね。
「マスクは着けるべき」という一点で押し切ってしまいますから。
なのでべき思考によって息苦しい社会が生まれてしまうわけです。こういう認知バイアスはストレスに元になるので注意しないといけません。気が付かないうちに認知バイアスに陥ってないかを、改めて考えることも必要だと思います。
そして最後は「ミスラベル」です。
これは失敗についての考え方です。
失敗を前向きにとらえる
ミスラベルの思考で考えると「失敗したから全て終わり」と考えたりするわけですよ。つまり失敗についてネガティブなレッテルを貼ってしまうということなんですよね。
これも良くない認知バイアスの一例です。
失敗が悪いというのがそもそもの間違いです。
確かに失敗は良いモノではありませんが、失敗せずに成功するというほうが少ないわけです。挑戦すれば高い確率で失敗するわけですよ。だから失敗を前向きに受けいれるほうが建設的です。
失敗を避けると成功も避けてしまいますからね。
失敗自体が悪いのではなく失敗をそのままにするのが悪いわけです。
そこから改善を加えて成功に導けば失敗も必要な、経験と言えるようになるでしょう。だから失敗についてネガティブなレッテルを貼らないことも大事なんです。
どんなことでもメリットやデメリットは同時に存在します。
なのでフラットに物事をみるような意識が必要になります。
時には自分とは違う真逆の意見を素直に聞いたり、考えることである程度の認知の歪みを修正することも出来ます。そうやって認知の歪みを正していくことも大事なことです。
ただ認知の歪みと言っても正しい部分もあると思います。
「認知バイアスの全てが間違っている」という思い込みもまた認知の歪みですからね。
この辺りはより意識してください。
何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。