ヤズド

画像1 土で固められた古い街並みが残る砂漠地帯の町。藁が混ざった土壁は日本家屋の壁の下地を思い起こさせる。迷路のような路地が張り巡らされていて、ところどころアーチが掛かっている。日差しが強く、そこにコントラスト効いた真っ黒な影が落ちる。暑さのため昼間は外に人が少なく、物音のしない路地を影を求めて壁に張り付きながら歩いた。日が落ちると今度は土壁に蓄えられた熱が放出されるのを感じるが、乾燥しているためそこまで不快ではない。ホステルやレストランに入ると中庭やドームの空間が広がり、路地の風景とのギャップに驚かされる。
画像2 バードギールと呼ばれる外気を冷やして室内に取り入れる塔があちこちで見られる。このようなドームとセットになっているものがちらほら見られたが、ドームのレンガの並べ方がおもしろい。

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