【綿町ダイアリー】#31 父親の病気
2022年8月19日。
父親の身体に異変が起こる。
いつまでも元気だろうと思ってた。
それだけに急な知らせは、僕にとってかなりショックな事であった。
息子と父親の関係は難しいと言う。
僕もある年齢からあまり会話をしなくなった。
父は若くして脱サラし、家業のお店を継いだ。
今で言うコンビニの前身のようなお店だった。そして喫茶店も作った。喫茶店は母がしていたが、父は元旦でもお店を開け、365日休んでるのを見たことがない。
そんな父の事は尊敬している。
結局僕もその背中を追いかけるように、カフェをしようとしているのだから。
今日は明日の結婚式の準備の日。
ドレスショップで新郎新婦様と最終チェックをする予定になっていた。
でも僕は父のお世話に向かった。
結婚式前日にも関わらず、予定を変更した事を快く許してくれた新郎新婦様には感謝である。
これからしばらくは検査、外来、入院・・と、父にとっては大変な日々が続いていくのだろう。
これまで父には、苦労かけてばかりで、心配かけてばかりで・・・、親孝行のひとつもできていない。
色んな事に心が押しつぶされそうになる。
でも前向いて生きていかなきゃいけない。そして、今できる事をひとつひとつやるしかないんだと思う。
尊敬する父親のために。
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