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【綿町ダイアリー】#34 紅茶を決める

連載日記『綿町ダイアリー』✏︎姫路市綿町でブライダルプロデュースとカフェを融合したブライダルカフェを運営しています。ウェディングプランナー&カフェマスターの二刀流の日々を綴ったエッセイです。

2022年8月22日。

少し前から、後回しにしていた紅茶の選定に取り掛かっていた。

紅茶好きの妻の意見を聞きながら、色々な紅茶を試飲する日々。珈琲と同じで紅茶の世界も奥深い。

最終的に僕はアールグレイを選んだ。
開店当初はアールグレイ一本でいこうと思う。

茶葉が決まったのでお店で使う器具を購入。1人用の茶こし付きポットにオシャレなガラスカップ。そしてその下には先日購入した北欧風コースターを敷く事にした。

早速本番同様に作ってみると、紅茶1人分の容量ではガラスカップには物足りない事に気づく。また、ガラスカップでは紅茶らしい世界観が全く出ない事もわかった。

ガラスカップはクリアで可愛らしさはあるのだけれど、何となく紅茶の流儀に反するような・・・

やはり紅茶は2人分を作るのがイイ。
基本に立ち返り、まずは2人用のポットを買い直す。そして、カップは陶器製のソーサー付きに。ブリティッシュな風格のものが紅茶のイメージ的にしっくりきたので、ポロクラブのカップ&ソーサーに決めた。

再び、本番同様に作ってみる。
紅茶の味が悪いという事はないのだが、茶こし付きのポットだと今ひとつ茶葉の躍動感に欠ける。

そこでポットに付属の茶こしを取ってみる事にした。すると、茶葉はジャンピングし、広がる様子を見てとれる。これは視覚的にも楽しい。

やはり紅茶の基本はひとつなのである。

しかしそうなると別で茶こしが必要になった。すぐにネットで卓上の回転茶こしを発注する。

その卓上茶こしが、今日入荷したのだ。

三度、本番同様に作ってみる。
アールグレイ2杯分に300ccのお湯を注入したポット、ポロクラブのカップ&ソーサー、卓上茶こしのセットをお客様にお出しするスタイルは、紅茶の世界観があってとてもイイ。提供の仕方はこれで決定した。

外側が決まれば、あとは紅茶本体。今からは、水の種類、グラム数、時間など細かいところを煮詰めていくだけだ。

珈琲を淹れることばかりに集中していたが、紅茶も真剣に向き合えばなかなか面白い。

ゆくゆくは紅茶の種類も増やしていこう。

またひとつ楽しみが増えた気がした。

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