花冷えの週末～桜雨を楽しむ～

目黒川の桜も満開まであとわずかとなりました。
ダウンのコートもそろそろクリーニングに出そうかな、と思うこの頃。
今年は暖冬だから♪とすっかり油断していたら、寒の戻りでいきなり真冬の気候！なんて日もありましたね。

さて、3月最後の週末、東京では曇り＆雨の天気予報です。
今日はまだ暖かいですが、明日日曜からは気温も下がり、花冷えの週末となりそうです。

天気予報でたまに耳にする　「花冷え」

桜の咲くこの時期、気温が急降下したり、どんよりと曇って冷え込むことがあります。それを花冷えと美しく表現するあたり、なんとも風情があって格好いいです。

今まさに使える粋なワード　「桜雨」

日本語の美しさに改めて感心しつつ、もう一つ。
今週末はまさに「桜雨」。読んで字の如く、桜の咲く時期に降る雨。
「今日は花冷えの１日です。私は窓から桜雨を眺めています」・・・勇気を出してだれかに言ってみましょう。

ビニール傘越しの桜を眺める

雨の日はビニール傘で出かけると、桜を見ながら歩くことができます。
快晴の空の下で眺める桜もきれいですが、雨のしたたる桜を間近で見ていると、健気にがんばって咲いているよ、と声が聞こえそうです。

雨や風で花びらが散ってしまう光景はどうでしょう。
一生懸命に花を咲かせたあと、感動のフィナーレとして私たちをさらに楽しませてくれる姿。もう感謝の気持ちすらこみ上げます、、、とここまで来ると少し想いが強すぎるでしょうか。

日本酒にも使える　「花冷え」

最後に余談ですが、花冷えって冷酒の温度にも使われているそうです。
熱燗５０度、ぬる燗４０度、人肌燗３５度などなど呼び名がありますが、
花冷えは１０度。今度思い切って・・・注文してみようかな。

週末はあたたかくしてお過ごしください。

中目黒土産店／レナ

#日本語の美しさ