島比呂志『生存宣言』を読んで
理不尽を体験し、それを基盤としながらも、前を向いて歩いている人が、自分の内側と対話しながら書いてある作品を読むことが好きです。
この小説もそうです。
偽名を使いながら生活する人が、本名の自分と再び再会するという不思議な感覚。
分からない。私はネット上のハンドルネームぐらいでしか、偽名で生活したことがない。
あらすじは偽名で生活していた者のところ、本名宛の手紙が来て、徐々に本名のつながりの人間関係が芽生えてくるというものだ。
偽名で生活することの大変さを感じるし
人生の時間の進み方について考えさせられる。
実は、このところ、私はずっと眠い。
寝ても覚めても、ずっと眠い。