「何もしないをする」という新しい旅
「何もしないをする」は自分と向き合ったり、ぼんやり過ごしてみたり。そうした普段日常ではできない時間の使い方をしてほしい。そうした旅の形もあるんだ。ということを知ってもらえたらなと思っています。
年末年始の冬休み。長い休日、せっかくなら気分転換に旅行へ行こう。と考えたとき、行きたいところを探すのが大変じゃないですか?
「何もしないをする」は、旅行の計画を立てず旅先だけ決めていくのがオススメです。
”雪国を味わいに北アルプスの麓の長野へ行こう。”
決めたらその旅先で出会ったものに心を傾けてみてください。
北アルプスと雪国。昭和のアーケード。レトロな商店街。かわいいオブジェ。そうした新しい地域での新鮮な体験が「何もしないをする」の醍醐味なんです。
計画的な旅ではない。一期一会の旅。「何もしないをする。」という旅は旅先の宿やカフェで出会ったオーナーと話してオススメの場所を聞いてみましょう。
すると、あなただけの観光ができるかもしれません。
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北アルプスの麓で過ごす一日。
朝は、降り積もる雪を眺めながら静かな、駅前の昔ながらの喫茶店で朝食を。バターの香り漂う手づくりのフレンチトースト。砂糖とメイプルシロップを添えて、ゆっくり味わうひととき。
時間に追われることなく、ゆっくりと朝の時が流れていきます。
街歩きに出かければ、駅前公園では愛らしい子供と本のオブジェが迎えてくれます。
昭和の雰囲気が色濃く残るアーケード商店街を上っていくと、街なか図書館というユニークな仕組みの本箱が点在しています。誰もが自由に本を持ち寄り、また手に取ることができる、地域に根付いた温かな仕組み。
古本屋アルプに立ち寄れば、旅心をくすぐる冒険系の古本との出会いが。その本を片手に3階にある趣ある佇まいの三俣山荘図書室へ行き、コーヒーを飲みながら買ったばかりの本をゆっくり読む。
三俣山荘図書室はかつて北アルプスの奥地に山小屋を築き、困難な登山道を切り開いた先人のご子孫が、山と町をつなぐ想いを込めて作られたそうです。
1冊の本。1つの歴史。日常では気付かない物語との出会いが、旅の深みを増していきます。
「何もしないをする」 それは、予定に縛られず、その瞬間に出会ったものと自分の心に従った旅。日常では感じないもう1つの一面に気づく時間になるかもしれません。
自分と向き合う時間。
心からリラックスできる特別な時間。
そんな贅沢な時間を過ごしてみてください。
ここでしか出会えない、あなただけの物語。
何もしないをする。~一期一会の旅はあなただけの旅~