女子を自称する30代にだけはなりたくない

自分で自分のことを「修造女子」と呼ぶ30代の女性がいた。

おそらく松岡修造のようにアツイ人間だということを伝えたいのだろう。

近頃松岡修造と自分の熱さを重ね合わせる人が多い気がする。こちとら小学生の時からその類いの人達の暑苦しさが苦手だったが、それは置いておこう。


若さなんてあっという間になくなってお前もすぐにババアになるんだというツッコミを承知でもあえて言います。

アラサーの自称・女子ほどキモイものはない。

痛々しい。生々しい。

30~40代の女性のコラムニストのツイッターなどを観察すると、どうやらこの年齢の人達が「ババア」を自称すると、50代以上の人達から「あんたはまだまだよ」と言われるらしい。

確実にババアではないけれど、それ以上に確実なことは、女子ではないことだ。

「女子会」とかSNSに堂々と載せてる人を見ると、この人は無意識過剰だなあと感心してしまう。

スマホの画面越しに「この歳で女子とかほんと痛いわ」と思う人のことなど気にせずに、すがすがしく自分の日常をアピールするアラサー女性。

そのすがすがしいこと、ちょっぴりうらやましい気もする。

しかし、そうなりたいとは思わない。

そもそもフツーの女性は、日常生活において女子かババアを選択する必要に駆られていない。

ただ思うのは、ババアを自称するのはイタくないけど、女子を自称するのはイタいということ。

「オトナ女子」じゃなくて「ババア少女」と呼んでほしい、とのコメントを残した光浦康子さんが偉大すぎるのだ。





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