見出し画像

EMSトレーニングが競技パフォーマンスに及ぼす効果(最大筋力、無酸素性発揮パワー:垂直跳びとスプリント能力の有意な向上が認められた)

ELECTROMYOSTIMULATION(EMS)とは

電気的筋刺激、言い換えると神経筋への電気刺激は、刺激に伴う不快感を最小限に留めるように設計されたプロトコルによって、人工的に筋を活動させるものになります。

EMSはリハビリテーション環境において、随意的な筋活動を補う、または代替するために長く利用されてきました。

例えば、筋活動の再教育や、筋収縮の促進、筋力向上、および長期的不動における筋量と筋力維持などになります。

さらに、最近では競技系アスリートに対しても筋力向上などにも利用されています。

EMSエクササイズは、筋の運動点付近に置かれた表面電極と、予めプログラムされた刺激ユニットを通じて間欠的に電気刺激を送るものになります。

競技スポーツにおけるEMSストレングストレーニング

個人競技や団体競技のアスリートを対象とした複数の研究が、EMSトレーニング後に最大筋力(等速性あるいは等尺性ダイナモメーターを利用して測定)の有意な向上と、場合によっては、無酸素性の発揮パワー(マットスイッチと光電管を利用して測定した垂直跳びとスプリント能力)の向上が認められたことを報告しています。

無題

ここから先は

2,282字

¥ 500

ご覧になって頂き本当にありがとうございます。