冷え切った夫婦の結婚記念日
↓ こんなことがあってから
訪れた結婚記念日。
冷え切った夫婦にそんな記念日、もう必要ないはずで。
さすがに今年は何もしないだろうなと思っていたら、夫は毎年そうしているように、今年も結婚記念日にケーキを買ってきた。
少しだけモヤモヤした。
こんな状況でもしれっとケーキを買ってくるのか。
ちなみに去年の結婚記念日は、すでに夫婦仲がぎくしゃくしていたものの、ケーキ選びの中に、初めて優しさを感じた。
今年は違った。通常運転に戻っていた。
ああ、夫が好きなケーキばかりだな。
むしろ去年がどうした? なにがあった? たまたま? とわけがわからない状態。
次男がどれにしようか迷いつつ「みんなはどれ食べたい?」と訊いたら
「どれでもいいよ。お父さんは自分の好きなケーキしか買ってきてないからどれでも大丈夫」
だって(笑)
うん、見たらわかる。平常運転。
夫はどこかに行ったときの家族へのお土産も、自分が食べたいものを購入してくる。
誰かとの食事会を設定するときも、相手の好みじゃなく、自分の食べたいお店で決める。
それが悪いわけじゃないけど……私はいつも相手の好みを考えるから正直モヤモヤする。足して半分にできたらいいのにね。
そして次男の、なにげなく人の好きなものを優先する優しさもいつも通り。
さすがに今年はケーキを買ってこないだろうなと思ってた。
でも夫にしたら、毎年のルーティンを崩すほうが気持ち悪かったんだろう。
そして、自分が食べたいだけだ。
ケーキのチョイスを見ればわかる。
なんとなく昔から、お祝いごとのケーキは夫が購入するという役割分担ができあがっている。
ここのケーキ屋さんは、贈り物の焼き菓子なんかを時々購入するんだけど、他に美味しそうなケーキがたくさんある。
いろいろなケーキを食べたい私 VS いつも同じケーキを食べたい夫。
焼き菓子を選びながら、美味しそうだな~ってショーケースを眺める。
そのケーキを食べるには自分で買うしかないんだけど、ケーキも年々高くなってきてるから、何もない日に買うというのは躊躇してしまう。
今年の自分の誕生日は、自分でケーキを買おうかな。
このままだと、夫がルーティンで自分の好きなケーキを買ってきそうだから。
「君、このケーキ好きだろ?」
なんて、漫画やドラマでよくあるシーン。
相手の好みをさりげなく覚えて、スマートに差し出してくる彼って実在するの?
私の場合、いくら伝えてもスルーされちゃうんだけど!
とても憧れるけど、こういうのはどんどん自分でやろうね。
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