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➕➖✖️による味の構成

なかじです。

今回は
味の組み合わせについて
ふと考えたことがあったので

そのことについて書く。

↑の写真は

ワインと洋食が楽しめるお店の
オムライス。

玉ねぎと牛すじとデミグラスソースを
混ぜたライスに

とろりとした半熟卵と
デミグラスソースをかけ

胡椒をちりばめた
仕立てになっている。

小高い山のように盛られた
オムライスを

これから食べれると
思うと興奮した。

久しぶりに食べる
オムライスの味わいに
舌鼓していた。

トロトロの舌触りと
濃厚なデミグラスソースの
コクがたまらない。

パクパクと
食べ進めていたが
しばらくしたら

スプーンの動きが
ゆっくりになっていた。

そして

 味に飽きて来た…

さっきまで興奮しながら
パクパク食べ進めていたのに
どうして?

私なりの分析をしたときに
挙がってきたことは

①量が多い

味の要素がない

特に②の要素が大きい
と思う。

料理を構成させるときは
➕➖✖️の要素が必ず働く。

例えば

コーヒーの苦味の要素に
砂糖という甘味の要素を➕

唐揚げにレモンを絞ることで
酸味の➖要素を入れて
サッパリさせる

かつおダシと昆布ダシは
互いの旨味を強調し合うので
✖️要素が働く

このオムライスの場合
デミグラスソース、牛すじ、卵と
コクが強い物が多いので

それらが重くて飽きる
原因になってしまった
可能性はある。

白米かにんじんライスなど 

シンプルな味わいの
ご飯にして食べてみたいなぁ
なんて考えた。

しかし
食べる人のコンディションや
好みによって

➕➖✖️要素は
捉え方が変わる。

普段から

サードウェーブ系の
スペシャリティコーヒーを
飲んでいる人と

缶コーヒーを
飲んでいる人の

コーヒーの苦味の
イメージは違う。

缶コーヒーをよく飲む人に
スペシャリティコーヒーを
飲んでいただいたら

コーヒーの苦味のデータが
アップデートされるに
違いない。

なので

このオムライスくらいの
コクが強い組み合わせが
好きな方もいる。

批判しているのではなく

今回は私の好みでは
なかったのである。

私もお客さんの
コンディションや
好みに合わせて

エスプレッソの量や
ミルクの温度など

➕➖✖️要素の構成を
解析して提供の工夫しなくては

と気付かせて頂いた。

ありがとうございます。

今日も皆が美味しい物を
食べられますように。

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