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お醤油難民からの脱却

我が家の醤油はここ数年、「おひさましょうゆ」という自分たちで作る(育てる)醤油をいただいていた。

おひさましょうゆっていうのは、お日様の力で発酵させていく。それも、10世帯ぐらいが集まって、協力してお醤油を作る。おひさまに当てておくだけで、初めの1ヶ月は週に一回天地返し、そこから1ヶ月に1回の天地返しをして、最後、お醤油搾り師に搾ってもらう。もちろん、搾る日も参加者みんなで協力するんやけど。
なので、醤油が欲しいだけじゃなくて、コミュニティ作りも兼ねている。

初めて参加したのは、地元尼崎で仲良くしていた菜食食堂でやっていたところ。
その次は、自分が勤めていたNGO団体で、日本人にも外国人にもおもしろいかもしれないと提案した。その後は、自分家で仲間を募って醤油を育てていた。

自分たちで面倒をみて育てていく醤油。それはそれは本当においしい。
一度でも参加してその醤油を味わうと、毎年やっちゃうのよね。

それで、去年に鹿児島へ引越すことを決め、その時はまだおひさましょうゆが十分にあったけど、それはいつかなくなる。そう、おひさましょうゆは、一つの樽でだいたい60ℓできて、10世帯で分配するので、1世帯6ℓ。その量で、うちは夫婦2人で、だいたい1年〜1年半で消費する。
なくなったんです!鹿児島でもやりたいけど、まだ醤油作りをするほどの心の余裕ができていない。来年には家を見つけて、参加者募って再開はしたいと思ってるけど。

さて、醤油って我々にとってなくてはならないモノですよね。
とりあえず、関西にいる時、よつばで購入していた、淡口醤油でしばらく乗り切るも、これももうなくなる。できれば、自分たちが住んでいる土地のホンモノの醤油がいいってことで見つけたのが、九州の濃口醤油。これも美味しい。
しばらくはお世話になります。




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