SES学校:一般編 SES営業の心得 5. 要員提案を依頼する時は案件をイメージしやすく!

   ~提案依頼はRFPと同じ、依頼内容は詳細に書きましょう~

最近、SES営業さんからいただく“要員提案依頼”は昔と比べて本当に案件詳細を記載してくれますが、中にはまだ「商流」や「就業場所」を提案前にオープンにしない会社がいます。10年前は当たり前でしたが。。

受け取った瞬間に
『場所:東京都内って東京のどこやねん!』
と思って、その提案依頼をスルーしてしまいます。

依頼を出した営業さんの後ろには就業してくれるエンジニア田中さん(仮名)がいるわけで、田中さんの事を思うと現場をイメージ出来ない案件に 提案する訳にいきませんし、そもそも情報開示しない会社は信頼されません。

私なりに「要員提案依頼の基本10項目」をまとめてみました。

          【要員提案依頼(8月1日現在)】 
1.商流    :ユーザーの二次請会社(取引実績あり)
2.契約    :準委任契約
3.案件    :製造業社内ポータルサイト開発(新規)
4.期間    :9月1日~11月30日(全体のカットオーバーは12月20日) 
5.要員    :5名体制 ‐参画済の弊社SEの元にPG1名増員
6.フェーズ  :詳細設計(弊社SEの基本設計を詳細に落とす)
7.技術    :JAVAプログラミング(DB:Oracle/OS:Windows)
8.ルール   :設計書ひな形、コーディング規約に沿って作業
9.場所    :大手町(リモート推奨)
10.単価   :70万円(160±20H精算)

営業としては参画後はフォローしていくわけですから
 「1.商流(何次請け?取引実績の有無?」
 「2.契約(商流制限は?)」 
 「4.期間(延長の可能性?)」
 「10.単価(精算時の単価?)」

は営業として押さえておきたいと思います。

参画時に起こるトラブルは、エンジニア田中さんが
「聞いていた仕事内容と違うからこの仕事辞めたい」と
言い出すことです。

リスクヘッジの観点からも必ず10項目を記載した上で提案依頼しましょう!

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