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「いい」不動産会社の見分け方

本日のテーマは、ずばり「いい」不動産会社の見分け方!
どうしたら失敗せずよい物件売買をサポートしてくれる「いい」不動産会社と出会えるか。そんな願いにお役立ていただければ幸いです!

1、投資家目線から見る「いい」不動産会社の見分け方(前提)
2、投資家目線から見る「いい」不動産会社の見分け方(~売買まで)
3、不動産業者から見て「いい」顧客であるために

1、投資家目線から見る「いい」不動産会社の見分け方(前提)

「いい物件を紹介してください!」
不動産の仕事をしていると、ご相談時にこのようにお話しされる投資家様を多く拝見します。うんうんとお話を聞きながら、私は上記の発言を一回無視します笑

というのも、「いい物件」であるか否かはその方の将来的な目標や置かれている状況によって変わるので、物件単体だけで良し悪しはあまり決まりにくいのです。仮に「割安」であることを「いい」の定義にしても、それが100億だと購入できるのかという話です。つまり、「いい物件」の定義は、その方が長期的にどんな目標を達成したいか、どんな暮らしを実現したいかにより異なってきます。

だからこそ、投資家目線から見て不動産会社は将来的に長いお付き合いが出来そうか、物件売買の後にどんなサポートをしてくれるかを冷静に見極める必要があります。
自分が住む物件であれば、物件売買後にどんな暮らしが実現できそうか
投資用一棟物件であれば、何年後に不労収入をいくらにしたいか
上記のような長期的な視点に立ってアドバイスをしてくれるかが、大前提の業者選びには大事なのです。

「そんなの当たり前じゃん」と思われたそこのあなた、そんなあなたは周りを疑わずに済む素敵な環境で育ってきたか、もしかしたらだまされやすい方なのかもしれません(嘘です)。まずは、「正直不動産」を全巻購入して購読いただければ、すぐに業者を疑えるあなたに変われます笑

過去、私がたくさんの投資家様と面談をしてきた中で、なぜこのような物件を購入してしまったんだろうと不動産会社から見て疑問に思う物件を購入されている方が、実は非常に多いのです。購入者様が満足していればよいのですが、良し悪しは引っ越して賃貸するときや、売却するときなどいざというときに実感することが多く、そのようなときに後悔しても遅いのです。

従って、物件購入を通過点としてご本人の長期的な目標を整理し、売却や賃貸など物件ごとのゴールをきちんと把握していてくれる業者が、前提として「いい」会社様となります。

2、投資家目線から見る「いい」不動産会社の見分け方(~売買まで)

問い合わせてから物件を購入するまでの間で、どう「いい」不動産会社を見極めるか。これは不動産会社よりも担当の比重が大きくなってきますが、決め手は担当のレスの速さと質に集約されると思います。

物件の情報や状況を知りたいのに連絡が24時間以内に返ってこない、そしてレスが遅いのに全く謝りもない、そんな不動産会社はちょっと不安です。
また、不動産購入は専門的な知識を伴う要素も多岐にわたり、そのような疑問が出てきた際に逐次誠実に対応いただけるかも同じく大事です。

私を通して売買いただいた投資家様に、なぜ私を通し売買いただいたかを聞いてみると、多くの答えが上記に集約されることが多いです。仲介会社という特性上、購入の具体的な行動を進めてみるまでは不動産会社や担当の良し悪しは分かり辛く、売買を進めていく中で担当のレスの速さと質で他社比で違いを実感することが多いのが現状のようです。

3、不動産業者から見て「いい」顧客であるために

「いい」不動産会社を聞いているのに、なぜこいつは「いい」顧客であれとか言っちゃってるのか。見るのやめよう。

と思われたあなた。もう少しだけご辛抱ください。というのも、あなたから見て「いい」不動産会社でない会社・担当者も、他の方からすると「いい」不動産会社・担当者であることは大いに存在するのです。たまたまであればよいのですが、本人の振る舞いによって不動産会社に優先されず、結果的に「いい」不動産会社に巡り会えないのは非常に勿体ないのです。

では、逆説的にですが不動産会社からはどんな顧客が「いい」顧客となるのか。その要素を4つほど紹介します。

いい顧客要素①:ご本人の属性
いい顧客要素②:ご本人の本気度
いい顧客要素③:ご本人の目線
いい顧客要素④:ご本人のスタンス

いい顧客要素①:ご本人の属性

属性って元も子もないじゃん…。はい、残念ながらそうなんです…。
不動産は、ご本人の年収と金融資産を掛け合わせた属性で購入できる物件が決まるので、属性が伴わないといかに不動産会社、担当がしゃにむに動いても金融機関が融資を出さないのです。従って、まずもって前提としてご属性が希望購入物件とあまりに乖離がありそれが解消されない場合、不動産会社からの「いい」顧客度は下がってしまいます。

いい顧客要素②:ご本人の本気度

ご本人の将来的な目標を踏まえ、不動産会社や担当は物件を粉骨砕身で探してきます。ご自身が住む用の物件と投資用の物件で異なるのですが、私がメインとしている投資用の一棟物件はレインズに掲載されていない物件を探してくることが多いので、そう簡単に情報を持ってきて紹介できるものばかりではありません。そのように苦労して探してきた物件をどう扱うか、そこにご本人の本気度が不動産会社からするとうかがえるのです。

先ほどの不動産会社の見分け方に出てきた要素と全く同じです。対応の速さと質で見るのです。「いい物件が出たらすぐ買います!」という人が、物件提案を受けて1週間後に返信してくるでしょうか。本当に物件を欲しい人が、理由もなく見送るでしょうか。自身で本気で物件を探しているのであれば、見送る際は理由を伝え、今後自分に入ってくる物件の提案精度を上げます。対応の速さと質が伴わない場合、苦労して探してきた物件を紹介する先としての「いい」顧客度は下がるのです。

いい顧客要素③:ご本人の目線

ご本人の属性が高く、本気度もある場合、業者にとっての「いい」顧客度は非常に高いです。ただし、ご本人の目線が過去の経験則に基づいて高止まりしていると、中々物件紹介が滞ってくる場合がございます。特に投資用で顕著なのですが、投資用不動産が盛んに取りざたされるようになる前のタイミングから取り組んでいた方は、割安に物件を購入できた時期を知っています。

だからこそ、その経験則に今の目線がどうしても引っ張られがちです。もちろん、物件を持ってくる不動産会社の力量も当然あるのですが、それを差し引いてもまずもって無理な条件で物件を探す目線を持ち続ける方もおります。確かに目線を維持するのも大事ですが、私は不動産投資に取り組める年齢(金融機関により異なりますが定年で設定する金融機関が多い)から逆算して、また現在のマーケットの市況を加味して物件を見極めることが大切だと、あくまで不動産業者である私から見ては日々思うのです。

いい顧客要素④:ご本人のスタンス

最後に、上記①②③を備えている顧客は本当に「いい」顧客ですし、不動産会社からもよい物件紹介を受けられるでしょう。ただ、本当に水面下でよい物件は、買いたい人も多く、同時にどなたでも買っていただける物件でもあります。そうなったときに、地味に聞いてくるのがご本人のスタンスです。

スタンスって何?あくまで私見ですが、行動に筋が通っているかです。

間違ったり迷惑をかけたらごめんなさいという
してもらったらありがとうと伝える
感謝の気持ちを忘れずに、人を見下さない

上記は、小学校で習いそうな内容ですが、出来ている方が極めて少ないです。これは、私も自身の行動を振り返り反省することが多いです。不動産は、限られた属性の方が取り組むものであるから、社会的にステータスが高い人が多いです。だからこそ、どうしても振る舞いが高圧的になりがちなのです。そんな中で、④のスタンスが伴っていると強烈な差別化のポイントになります。是非、スタンスの良い(筋の通った)振る舞いを不動産会社にも意識し、あなたに物件を紹介したい!と思う不動産会社を増やして下さい。

不動産会社は、本当に千差万別です。顧客対応が本当に素敵な「いい」不動産会社もあれば、目の前の契約で顧客から利益をむしり取ろうとするヤバい不動産会社もあるのが現状です。今回の記事も参考に「いい」不動産会社を探しつつ、是非ご自身の関りで「いい」不動産会社に変えていく努力をなさってください!

皆様からのご意見やadviceをもとに、記事の内容を考えたり、執筆した記事を修正していきます。 是非お気軽にご意見をお聞かせくださいませ。
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