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情けは人の為ならず

情けは人の為ならずって、正しい意味では、他人に慈善行為をするとそれが(相手がお返ししてくれることなどで)自分にも恩恵が生じるという意味ですね。

実はそこを更に省略して、慈善行為自体が自分のためになるという経験をしているのでこちらに。というのは、他人が困っていると思うから慈善行為をする訳ですが、それは自分も困っているからという場合があって、結局自分が一番助かってたりします

ということで、情報のように競合性がない場合、他人のためにするといっても、かなり自分のためになるし、それであんまり追加的な費用はかからないので、慈善行為の一番の恩恵は自分だし、その行為自体もまあ、やってもいいかなと思っている次第です。例としては、ライブ会場の案内をファン友向けに投稿すると、結局一番利用するのが自分だったりするって話でした。

先日も推しの 下町ノ夏 さんのライブが台風が上陸している8月31日で、ライブ自体は無事終了でした。
https://www.youtube.com/live/sw2nVXnQBpg
ただ、地方から行くのが難しくて、たとえば岡山から飛行機で来る予定のSSWの沖瀬さやかさんが困っていたわけですね。それでいつもやってるようにフライト探してみて、空いてそうなのを紹介したら、ちゃんと来場されてて挨拶もできたし、お願いしていたアルバムも買えたわけです。お礼にお土産までモラちゃって、超美味しかったです。

それで十分嬉しかったわけですが、更にお願いしていたファーストアルバム聞いたらこれが大ヒット。買ってよかったです。いやあ、まじ情けは人の為ならずです。最近推しているアーティスト以外で独立系で行ったのは飯田舞さんだけですが(准推し)、沖瀬さんも行きたくなりました。

さて、元にもどって情けは人のためならずという話で思い出したのが以下のムーミンのエピソード。

昔ムーミンで、悪い魔法使いに大事な宝物を狙われて追われて来た姉妹がムーミン谷に紛れ込んできたんです。そこで確かスナフキンが機転を効かして、両者の言い分を聞いて仲良させたら、実は魔法使いは優秀なんだけど、自分のために魔法を使えないという大きな制約があったというのがわかったんですよね。それで、姉妹が自分たちのためにその宝石と同じものを作ってもらうように依頼したんですよ。そしたらほぼ同じものが出来て、それを魔法使いが姉妹からもらって、一件落着。

専門の不完備契約理論にも応用できそうな話だなあと思ったもので。たとえば、Che & Hausch [1994]の状況でもでもファーストベストができるケースみたいな印象。
https://www.aeaweb.org/articles?id=10.1257/aer.89.1.125


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