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神社と人間の性質【出口光】

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皆さん、こんにちは。

物事には、表があり裏があります。

私は悪い意味の「裏」を考えるのではなく

その裏に本質が潜んでいると解釈しています。

私たちは神社にお参りに行き

願い事や感謝をしますが

本当は何をしているのでしょうか?

つまりその裏の意味は何かということです。

まず、私たちは、手水で口や手を浄め

本殿にお参りします。

それは、私たちにある穢れ(ケガレ)を

浄める象徴的な所作です。

本殿に臨むと、かがみ(鏡)が祭られていて

そこには、自分の姿が映っていることに

あなたは気がついているだろうか。

「かがみ」から「が」(我)を抜くと

「かみ」(神)となる。


「お参りする」とは、自分を拝んでいることに

なるのです。

つまり、自分は神であることを自覚するために

お参りをするともいえます。


神道では、人間には、最高神からその分霊を

与えられていると考えられてきました。

それが魂なのです。

仏教でも肉体を失うと、仏となります。

また、全ての人には仏性があるともいいます。

人間にはすばらしい神仏の性質がある。

これが、日本の伝統的な考え方です。

私たちの心は、環境しだいで揺れ動きますが

その奥底には、輝く神性や仏性が

潜んでいるのです。

自分の神性を自覚するために

お参りをしてみませんか。

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