文芸評論「変な気持」のPDFファイルを販売します。
初出は群像2004年6月号、分量は2万字(400字詰め原稿用紙換算50枚)です。
標題の「変な気持」とは、1932年に32歳で亡くなった小説家梶井基次郎の言葉です。彼は生前発表した20篇の作品中3度この言葉を使っています。拙論はこの4つの文字の、作中での振る舞いの違いに着目し、そこから「心境小説」という日本文学の、あるいは日本語の根源的条件に迫るものです。
冒頭部と結末部を下に掲げます。
<冒頭部>
<結末部>
縦書き版と横書き版を用意したので、お好きな方をどうぞ。