BAD RELIGIONというアントレプレナーなバンドを知っていますか?
ジャンルで言うとパンクロック。
私と同世代の人たちだと、メロコアというジャンルが高校生時代に流行ったが、それの先駆者だ。
https://www.youtube.com/watch?v=S_Xm9BzpwPc
メロコアと言えばHi-STANDARD(ハイ・スタンダード)。
ハイスタ好きな方なら、彼らがPIZZA OF DEATHという自主レーベルでアルバムをリリースしているのは知っていると思うが、海外ではFAT WRECK CHORDS(ファット・レコーズ)というインディーズのパンクレーベルで活動している。
このFAT WRECK CHORDSを作ったのがNOFX(ノーエフェックス)というアメリカのメロコア系パンクバンド。
メロコア好きな人ならハマってしまう、超早くて、超演奏うまくて、超メロディアスで、超くだらない歌詞だ。
そして、このNOFXがデビューしたのがEPITAPH(エピタフ)というインディーズのパンクレーベルで、EPITAPHを作ったのがBAD RELIGIONだ(やっとたどり着いた、、ややこしい、、)。
アメリカ系のパンクミュージックは、ビートが早くてメロディアスなものが多く、イギリスのパンクミュージックとは一線を画した。
日本で後にメロコアと呼ばれるこのジャンルを切り開いて、強烈に流行らせたのがEPITAPHレコーズであり、BAD RELIGIONだ。
このEPITAPHというインディーズレーベルが、世界に広まるきっかけとなったのが、何を隠そうTHE OFFSPRING(オフスプリング)だ。
SELF ESTEEM(セルフ・エスティーム)という超ヒット曲を備えたアルバムSMASH(スマッシュ)は世界で1300万枚売れて、一気にEPITAPHというインディーズレーベルの名前が有名になった。
他にも有名なところではRANCID(ランシド)とか、イレギュラーだが、売れてからの移籍、かつパンクではないWEEZER(ウィーザー)などがある。
小学生の時に、例の落第先輩にパンクミュージックを教えてもらったときに、このEPITAPHレコーズについても教えてもらった。
その後EPITAPH所属のバンドばかりを一時買いあさった。
パンクというと、やさぐれているようなイメージがあるかもしれないが、既成の何かに対する反発心をそれぞれ持っていて、それが政治だったりとか貧困だったり。
そういう精神を持っていたからこそ、敢えて大手レーベルには反発して、自らレーベルを立ち上げた。
同じようなヤンチャなバンドたちを集めて、音楽業界に一石を投じた。
そして、THE OFFSPRINGのような爆売れバンドも発掘されるようになり、自分たちの立ち位置を作っていった。
こういう姿勢がまさにアントレプレナーシップで、かっこいいと思ってしまう。
さらには、そこからFAT WRECK CHORDSやPIZZA OF DEATHのようなインディーレーベルを作るアーティストが生まれていて、アントレプレナーシップが受け継がれていっている。
たまーに、パンクミュージックを聞きながら下手糞なギターをギャンギャン鳴らすと気持ちいい。
1979年の結成なので、もう結成40年以上経っているが未だに現役。
是非やれるところまでやり続けてほしい。