境界性パーソナリティ障害

わたくしぬこは精神疾患を持っています。
闘病中です。
病名は、主たる病気は「境界性パーソナリティ障害(Borderline Personality Disorder)」で、あとは「気分変調症」「摂食障害」「物質使用障害」です。

境界性パーソナリティ障害ってどういう病気なの?と思ったそこの貴方へ、
アメリカ精神医学会が発行しているDSM-5の診断基準にのっとって境界性パーソナリティ障害(以下BPD)を紹介しようと思う。

診断基準


・見捨てられること(実際のものまたは想像上のもの)を避けるため必死で努力する。
・不安定で激しい人間関係をもち、相手の理想化と低評価との間を揺れ動く。
・自己像または自己感覚が頻繁に変化する。
・自らに害が生じる可能性のある2領域以上で衝動的に行動する(安全ではない性行為、過食、向こう見ずな運転など)。
・自殺企図、自殺の脅し、自傷行為などの自殺関連行動を繰り返し行う。
・気分が急激に変化する(通常は数時間しか続かず、数日以上続くことはまれ)。
・慢性的に空虚感を抱いている。
・不適切かつ強い怒りを抱いたり、怒りのコントロールに問題を抱えていたりする。
・ストレスにより引き起こされる、一時的な妄想性思考または重度の解離症状(非現実的または自分と切り離されているような感覚)がある。

というのがBPDの診断基準です。(DSM-5引用)


ここからはわたしの病状とか経験とかを書こうと思う。
わたしは、周りの色んな人と関わる中で「見捨てられたらどうしよう」という不安が常にあって、見捨てられるのが嫌だから「見捨てられる前に見捨ててやる!」って思いで縁切ったやつもいるし「見捨てるんなら死んでやる!」だなんて思って夜の都会の汚い川に飛び降りようと喚き叫んだこともあったなぁ…(相手が必死に抑えてくれてなかったらわたしはいまここにはおりません…迷惑かけたけど命の恩人やぁ、、)

現在(いま)では、家族は少なからず見捨てないでいてくれるってやっと信じられた。
家族でさえやっとだから他人との信頼関係とか築けるのか?って自分でも疑心暗鬼になる。でも少しずつ、そばに居てくれる人たちのことを信じたいなと思ってる。
自殺企図も幾度となく、本気のやつで言えば3回ほどありました。自傷行為、左腕は傷だらけで凹凸もある(斜めに切ったりしたからだと思う)、手首にも傷はあるしいっぺん腱まで達してたみたい(解離で覚えてない)で、もう少し切ってたら手が動かなくなる(麻痺?)ところだった、くらいざっくり切ったこともある。

気分の波はやっぱりあって、毎日ジェットコースターに乗ってる感じ。喜怒哀楽なんかは1~3時間でコロコロ変わる。
嬉しかったり楽しい時は周りのみんなをハッピーにしたくてルンルンだしニコニコしてる自覚もある。
で、悲しかったり苦しい時は表情も無いし動きものろいしエネルギー枯渇してて風呂にも入れなくなるし(所謂風呂キャン界隈?)。

慢性的な空虚感も持ってる、底の抜けた花瓶みたいで、いくら水を注いだって貯まらない埋まらない。
この虚無感っていうのは一体何処から来たんだろうとわたしもつくづく不思議に思う。
でも、その花瓶の砕けたパーツを拾って元の形に戻して塞ごうとしてくれる存在がわたしにはいるから、いまはまだ大丈夫、うん。

怒りのコントロールは本当に難しいよ、わたしいつも唸ってばかりいるもん、「ゔゔぅっ」て。
「このエネルギー!どこにぶつけたらいい?!ぱわー!!!」と思いながら道中電柱を殴ったりしている。何に対して怒っているんだろうね、世界、自分、家族、など…?
~自傷行為する自分はなんて悪い子だ→罰として腕に痛みを(リストカット)~
__________この負のループから抜け出せない
時々思う、自分の衝動性・暴力性が怖いし自分でも手に負えないなと。

大学進学のために東京出てきて一人暮らししてた時のある夜、わたしは解離性遁走(とんそう)というものを初めて経験した。どういうものだったかと言うと、財布も鍵もスマホも何も持たずに家を飛び出しひたすら歩いて「はっ」と気がついた時「ここはどこ?わたしはなぜここにいるの?」という状態になったのです。履いていた靴は左右で違う物だったし、とにかく記憶が一切無い、怖かった。朝の4時過ぎくらいだったけど人がいて親切にも交番までわたしを送り届けてくれて、自分の位置とどう帰ればいいかは把握して帰ったんだけどさ。

わたしってばね、いつも頭の中がごちゃごちゃしている感じがして忙しいの。だからここnoteにアウトプットできて少しラクになれた。

今回はわたしの障害の内の1つ、境界性パーソナリティ障害(ボーダーライン)についての記事でした。
そこのきみへ、長い文章、読んでくれてありがとう。

また次回

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