なぜAcompanyでコーポレート法務を選んだのか
この記事は、Acompany Advent Calendar 2024 24日目の記事です。
「入社とアドベントカレンダーの時期が重なっていますね!せっかくだし書きましょう!」
なんてオファーがありましたので枠を頂戴しました。
12月1日にAcopmanyの「コーポーレート法務」で入社した中川と申します。よろしくお願いします。
入社して1ヶ月。
流石に会社の深い良さやカルチャーを語るには難しく、無理に書くと「最高です!」みたいな広く浅い単語に凝縮されてしまうリスクを感じました。
ついては「書きたいことを書くのがよい」との基本に立ち返り、社内の方に自分を知ってもらうための良い機会としたく
①自分を知ってもらうための自己紹介・入社経緯
②入社して1ヶ月で感じた率直な感想
③この1ヶ月で何をしたか・これから何をしたいか
の3点で書きます。
前置きが長くてもアレですので、さっそく中身へどうぞ。
1.自分は誰で、なぜここにいるのか
まず簡単なキャリア歴と、なぜAcompnayに来たのかをお話しさせてください。
キャリア歴
…この時点で感じる「いや職歴の行多いな」感。
そうなんです。自分でも感じるところがあり、それがAcompnayへの入社経緯にも繋がります。
キャリアの悩みと、なぜコーポレート法務なのか
記載したキャリア歴をまとめると「リーガルを中心に事業寄り(企画・戦略)も広くできる人」になりそうです。一方で、手を広げ過ぎてしまったことによる「何がコアバリューなの」な問題。
法務なの?コンサルティングなの?事業戦略なの?
散らかしてしまった感は否めません。
自分の思考としてボトムアップで考えることが多く、キャリアでも同じです。軸になりそうなものに掛け算をしていき、どこかしらで上手くまとまればいい。
でしたが。今35歳(転職検討当時)で40歳まであと5年。
強みである法務ではなく事業寄りや企画の職種で、あと5年で何が達成できているかなと考えても、イマイチ浮かぶものはありませんでした。
強みがない分野なら土日返上で徹底的にやり切り強みを作ればばよい。のですが。4歳児と0歳児を抱えると休日は週で一番過酷な労働日となります。
「気合いでなんとかする」も時間的に選択肢にできません。
自分の整理の中で、法務のお仕事は「できる」こと、事業企画・戦略の仕事は「やりたいこと」でした。
これはもはや漫然とした「やりたい」に拘ってる場合ではないなと。
こうして「コーポレート法務」に戻るべく転職することになりました。
なぜAcompnay?
ここで一人のキーマンが登場します。
詳細説明は不要と思いますので省きますが、ここで皆さんご存知「世古 修平」先生がご登場。デロイトトーマツ繋がりで以前からお世話になっており、度々相談に乗ってもらうことも多く、今回もお話を聞いていただいたのでした。
私の転職背景、心情や志向をお伝えしつつ。
いただいたアドバイスを踏まえて得た結論は「現状のキャリアだと、次でいきなり専門的な業務領域(金融やファイナンス特化など)で転職するのは難しい」「法務でバリューを出しつつ今後の強みとなる専門領域へのステップを作るべき」となりました。
そうなると、法務との親和性も高く、以前から興味関心があったプライバシー・セキュリティ領域がよかろうと。
ざーっと求人を眺めているとあら、Acompnayの名前があるでありませんか。
※弁護士ドットコム時代にAcompanyと接点がありました
わたし:「世古先生ご紹介いただけたりしますか?」
世古先生:「もちろん😄」
こうして面談→面接→内定となり、今に至ります。
内定先はもう一社あり、しかも得意領域ど真ん中のゲーム会社で少し悩んだのですが…。
プライバシーを軸に強みが作れて、事業戦略のお仕事も活かせる(オペレーションマネジメントなど)点があまりにも魅力的で、これはもうAcompanyだなと。
名古屋だと京都からでもふらっと出社できる点も⚪︎でした。
2.入社して1ヶ月で感じた率直な感想(いいところ)
転職動機・狙いとのフィット感
単発で「これが良かった」「あれが悪かった」みたいな話はいくらでも出てしまうので、転職動機や入社の決め手が実現できそうな雰囲気があるか、についての感想から。
①プライバシーの知見が深められ…そう
コーポレート法務の役割柄たくさん契約書を見ます。伴って会社の取引スキームやプロダクトを逐一キャッチアップするのですが
「データを活用したいときに何が障害になっていて」「障害を取り除くために何が必要で」「何をするのか」といった具体的な話に山ほど触れられます。
個人情報保護法の知識が大前提として必要ではあれど、知識があるからとプライバシー実務に精通しているかと言われると「No」になってしまう。
プライバシー系に進出したい法務の人のよくある悩みかと思います。
その点、舞い込んでくる案件ほとんどがプライバシー案件のAcompanyです。案件ごとにわからない要素や用語を潰していけば自然と実務の枠や流れも知ることができます。
アウトプットから逆算してインプットがするのが一番伸びる…は言うまでもなく。それが常時続くので、頑張り続ければ目指す領域の「プライバシー法務」に近づける実感があります、
これは本当に良かったなあと感じるところです。
また、プライバシー実務に触れられることに加え、案件の共有会やプライバシーに関する勉強会もたくさん開催されています。週1回は何かしら開催されているのでは...と感じるほどの頻度なので、インプットのきっかけがたくさん。
(むしろキャッチアップが間に合わず悩ましい問題すら)
書籍の購入補助(月1万円まで)もあるので、頑張りがいも、頑張るための土台もあります。
②過去の知見が活かせてバリューを出しつつ、今後のキャリアにも活…きそう
スタートアップな企業のため、雛形の不足や業務フローでの余白が見受けられます。とはいえ、完全に整備されていない=綺麗にするための伸びしろ。日々の業務もがっつり回しつつ改善や発展を進められそうです。
法務(バックオフィス全般)×事業戦略のキャリアがまさに活かせそうな感じがしており、目先のバリュー発揮と将来的なキャリア(バックオフィス全般×プライバシー法務)の道筋がありそう。
これも入社前の狙いや目的に当てはまってそうで、良かったなあと感じています。
また、③のカルチャーにも通じる話ですが
VALUEのひとつにBe Hacker.(合理的に改善を繰り返す)があり、ITの力を借りた効率化の仕組みがたくさんあります。
代表的なものとして、Slackで契約書相談を受け付けた際に「スプシのリストに必要情報が転記され格納用フォルダまで作成される」仕組み。
今までの経験や他社法務のお話を聞いてもなかった業務ハックでした。
自分の志向と合うのも、業務負担が減るのも嬉しいところですが、こんな効率化もできるんだなあと学ばせてもらうことも多々あり知見の向上に繋がっています。
③カルチャー的に自分と合って…そう
すでに転職回数が嵩んでしまっていることもあり、今回こそは長く働ける会社にしよう!も大事な転職活動の軸でした。
面談・面接時に色んな角度から話をしてもらった「Be Cool.」へのフィット感。
過去の苦い経験ですが...。
キャリアアップや目的意識が明確な転職ならいいにせよ、「いやあ流石にこんな会社にはいてられないな」みたいな退職・転職パターンは絶対に避けたいと思っていました。自分の努力ではどうにもならないため。
一例として、約束を守らない、言動不一致が多い、嘘や陰口が多い、他責ばかり...など。
掲げているVALUEと一致しない中の社風だったらどうしよう…
は杞憂に終わりそうです。
邪悪な人はCoolではなく会社と合わない。1ヶ月で何がわかるか…と言われると難しいかもしれませんが、社内のアウトプット・Slackの履歴を見たり人とお話しして、大丈夫なはず...との安心を得ています。
3.この1ヶ月で何をしたか・これから何をしたいか
やったこと
入社して20日ほど。ひとまず過去のインプットと、実際の業務を通じてのキャッチアップを続けています。
幸い「全てnotionにまとまっている」「自動化できる業務は自動化」により、良い感じでキャッチアップできているのではとの手応えもあります。
日々の業務に対応しつつキャッチアップで会社と業務の理解を深め、ここを改善すると会社が良くなりそうだな...を探り案を考える日々です。
これからやりたいこと
法務系で足りないこと・使い勝手が整備しきれていないところが見受けられるので、改善系も実施していきます。具体として
①契約書チェック・作成から管理までを簡潔にわかりやすく
②雛形もバッチリ整えて、契約締結までを適切かつスピーディーに
はやり切ります!
(目標設定中なので微修正される可能性はありますが)
最後に
良い字数にもなってきたので、入社エントリーはここまでさせていただければと。最後に業務から少し外れるところで所信表明をしておきますと…
なんにせよ自分のことを認知・理解してもらわないと始まらないため、業務+コミュニケーションを両輪で進めていきたいです。
せっかく法務系のTwitter(X)もあり、発信を推奨する社風なので、このnote含めSNS発信頑張っていきます!
目指せ「プライバシー法務で有益な話をしてくれる人」と認知されることが目下の目標です。
明日はアドベントカレンダー最終日で代表の高橋さんです。
「トリの手前でクリスマスイブのnoteが入社1ヶ月で自分でよかったのか?」
なんて疑問が今更湧いてきましたが、ここまできては引き返せないので、こまけぇこたあいいんだよ精神で前に進みましょう。
最後まで見ていただきましてありがとうございました!