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七五三の衣装チョイスに見る個性について
いつも記事をご覧くださり、誠にありがとうございます。
今日は週に1回、ゆるゆると続いている子育ての気づきの回です。
今日は、我が家にも訪れつつある、「七五三」について、個人的な気づきを語ろうと思います♪
前回、「七五三」の由来についての記事を書かせていただきましたね。
え?もう、七五三の記事書いたじゃん?って思う方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、これはあくまでもオフィシャルな、「七五三」という行事についてのまとめ。
家族の数だけ、「七五三」の物語はあると思います。
今回私が取り上げたいのが、「七五三の衣装チョイスに見る個性について」です。笑
私の体験談が、ささやかな参考になりますように。
5歳と3歳
![](https://assets.st-note.com/img/1699611006436-fF2beoHYbC.jpg?width=1200)
私には5歳になる息子と、3歳になる娘がいます。
妹が生まれた時はお兄ちゃんは2歳。
まだ仕事も忙しかった時代なのですが、2人目を産んだ直後は、本当にエネルギーをごっそり抜かれたように疲れていたかもしれません。
残してきた仕事面での興味は尽きないものの、新生児の育児もはじまり、一日一日を過ごすのに必死でした。
年子は大変、と聞いていたのですが、2歳差もなかなかのもの。
お兄ちゃんが温厚なタイプであったことに、夜泣きの激しい妹をもって初めて気づきました。笑
一人の面倒を見るうちに、もう一人が問題を起こしたりと、二人育児が軌道にのるまでは、それなりの試行錯誤が必要でした。
そんな二人が、今年は共に「七五三」の節目を迎える、ということで、何だか感慨深いものがあります。
「七五三」は写真スタジオで着物姿を撮影
![](https://assets.st-note.com/img/1699594889588-O2uNbwQ4CH.jpg)
最近では、写真スタジオで貸衣装を着て写真を撮って、そのままその衣装で街を練り歩くプランなんかもよくあります。
息子が3歳の時にも、この撮影&街歩きプランを使って、写真を撮った日に参拝に行ったっけ。
着物を準備したり、写真を撮る予約って、色々と大変じゃないですか。
それらを全部請け負ってくれるという楽々プランなのもありがたいです。
そんなこと、世間の皆様も思うことは一緒ですから、毎年11月には、貸衣装&撮影&街歩きプランへの予約が殺到します。
少々お高くなっても、やっぱり準備が楽だし全部セットにしてくれている、というのは親としても大きな魅力ですよね。
(余談)撮影日前日のハプニング……
![](https://assets.st-note.com/img/1699594858203-DqrAJo6pcE.jpg?width=1200)
今年は二人とも5歳と3歳。
前もって、写真スタジオの撮影を予約していました。
普段から、誕生日には写真スタジオで記念写真をとる習慣を持っていたのですが、七五三となると、やっぱり気合の入り方が違いますよね。
二人して着物を着て写真だ!と楽しみにしていたところ、なんと前日に「いたい~~!」と兄の泣き声。
妹が兄の顔を引っ掻いてしまい、兄の頬にはひっかき傷ができてしまったのです。
なんということだ。
前日なのにごめんよ。
妹にはライオンのような気性の荒さがあり、おもちゃやお菓子の取り合いになると、まだ手が出てしまうのです……。
一瞬、「ひっかき傷ができたまま写真を撮ったら、後々可哀そうかな?」
という考えも頭によぎりました。
でも、このひっかき傷、治るのに何日かかるか分からず、人気の写真スタジオなので、再予約できるかが分かりません。
息子には申し訳ないのですが、仕方なく予定通りの撮影日で行かせていただくことにしました。
子どもの都合と、親やお店の都合。
ベストなコンディションを合わせるのって、難しいですよね。
撮影日当日。
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七五三の撮影日となり、写真スタジオを訪問。
店内に所狭しと並ぶ着物やドレスなどの貸衣装は、大人の私たちが見てもワクワクしてしまいます。
撮影にあたり、貸衣装の中から好きなデザインを選んでいい、とのことで、テンションも上がります!
本格的な羽織袴デザインを着脱しやすく設計してあり、さすが子どものことをよく分かっている写真スタジオ!というイメージです。
選んだ衣装のチョイスが……
![](https://assets.st-note.com/img/1699595182228-PLxitK1mIh.jpg?width=1200)
せっかくの七五三だし、素敵な衣装を選んであげよう!と、親の衣装選びにも力が入ります。
鮮やかな青地や綺麗な黄緑の羽織袴が目に入り、このあたりは写真映えしそうだな~♪とルンルン気分で私が手に取ったところ……。
「ママー!ボク、これがいい」
振り返ると、息子が気に入った羽織袴を見つけた模様。
しかもなんと、息子が指差したのは、黒地に赤&金刺繍&龍のやや渋い、ちょっとガラ悪め?の羽織袴。
息子よ、なぜそれを選んだ?
他にもいいデザインいっぱいあるぞ?
私の頭の中では「?」が沢山飛び、突っ込みたい気持ちでいっぱいになります。
「こっちの青い羽織のほうがキレイじゃない?」
と提案するも、
「いや!これが良いの!」
と、一度決めたデザインを手放しません。
そうでした、この子はとても頑固な一面があり、「自分がこうする!と決めたら、絶対に譲らない!」という一面を持っています。
その頑固さが道を切り開くこともあるから、良いところでもあるんですけどね。
でも、せっかくの七五三なのに、そんなヤ〇ザみたいなデザイン選ばなくてもいいのに……。
ママも少し抵抗して、他の選択肢を選ぶ余地はないか、何案もご提案さしあげたのですが、
「やだー!もう決めたの!」
と仰せになります。
ついに床でジタバタと癇癪を起こしそうになったので、あえなく断念。
ちょっと思ったのとは違ったのだけど、本人が気に入ったのであれば致し方あるまい。
せめて妹の分は可愛い着物を……と思い選んでいると、
「ママ、これがいい~!」
今度は3歳の妹の方が、気に入った衣装を持ってきました。
…それがなんと、年代がかったロリータファッションのような、ふりふりレースがてんこ盛りのドレス。
まるで、明治時代の鹿鳴館のダンスパーティーで着られていそうな時代物です。
たぶんこれ、コスプレとして存在しているドレスではないかな?
「着物じゃないよ!これ」
と声をかけるも、
「やーだ!これ着るの!」
といって聞きません。
まずい、こんなことになるとは。。
撮影&貸衣装の予約まではバッチリだと思っていたのに、
「まさか衣装が本人たちのチョイスになり、しかもそのデザインが微妙だとは……」
親の都合で衣装を決められると思っていた私が浅はかでした。
こうして、ヤ〇ザ&ロリータコスプレの七五三となった我が家。
とても悩みましたが、苦渋の選択として、洋装&和装の2プランに変更し、二人とも着物で撮るパターンと、スーツ&ドレスで撮るパターンに変えました。
お値段が少し上がっちゃったけどね。
ヤ〇ザの兄には、白系の清楚な着物の妹を合わせて。
ロリータコスプレの妹には、レトロおしゃれなスーツの兄を合わせて。
なんとかバランスを取り、セットでパシャリ。
少なくとも、絵にはなったかな。
これもまた御愛嬌ということで。
大人になって、「何でこの衣装なの?」と聞かれたら、「自分で選んだんだよ」と言ってやろうと思います。笑
それにしても、親の予想をはるかに上回る奇抜なファッションセンスに、ちょっとこの先が気になってしまいました。
普段出会わないような、珍しいデザインを着たかったのかな。
うん、そういうことにしよう。
「親の個性」と「子どもの個性」は違う
![](https://assets.st-note.com/img/1699593935642-oh9iHKDt9f.jpg?width=1200)
少し回りくどい話になってしまいましたが、七五三の衣装問題で考えたのが、「親の個性」と「子どもの個性」は違う、ということ。
今回、5歳と3歳の二人とも、親の決めた「衣装」の提案には乗らず、曲がりなりにも「自分の意志」で衣装を決めました。
そして、そのセンスはちょっと……と親が心配しているのもどこ吹く風で、初志貫徹、自分が良いと思ったデザインを貫き通す強さを見せてくれました。
これはある意味で、子供は一人ひとり、しっかりとした自分の個性・意志を持っているという証であります。
そして、選んだ衣装から見ても、親とはまた違う一人の人間としての個性をハッキリ持っています。
その個性を十分に生かしてあげたい、と思いつつ、周りとの協調性を持つように誘導したり、親から見てちょっと違うかな、と思った時には軌道修正してあげる力が必要になってくると思います。
たとえば、兄のヤ〇ザ風羽織袴であれば、
「自分としてはそのデザインでいいかもしれないけど、七五三という二度とない節目の写真がそれでいいの?」
という長い目で見た視点。
たとえば、妹のロリータ風ファッションであれば、
「今回は着物の撮影で来ているんだけど、一人だけドレスを選んだら、一緒に撮るお兄ちゃんと合わなくなっちゃうよ?」
という、周囲との協調性。
小さな二人にそこまで認識させるのは酷かもしれませんが、年を経るにつれて、そういったことが分かる子へと成長してほしいな、と思います。
親は子どもの成長をアシストしている存在であり、あくまで主役は子ども。
言ってみれば、親は人生の初期の頃、ハンドルの切り方を間違えないように同乗している教官のような役割でしょう。
ここから上手く運転していけるか。
それは、半分は親の責任でもあり、半分は本人の持っている意志の力によるものです。
基本スタンスは受け入れつつ、ここぞとばかりにピシっとあるべきことを指導できる、そんな大人になりたいです。
確固たる意志を持つ二人との成長記はまだまだ続きますが、それぞれの個性を理解し、愛し、少しずつ前進していきたいと思います。
七五三の撮影会を経て、さらなる精進を誓った、ママでありました。笑
共感して下さったり、参考にしてくださる方がいらっしゃれば幸いです!
最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。
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