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「イマジン」の本当の意味を知っているか?



お気に入りの曲を一曲挙げてくれと言われたら、しつこいくらいにこの曲を選ばなければならないだろう。

言わずと知れたジョン・レノンの「イマジン(IMAGINE)」

もはや議論の尽くされたこの作品を、音楽性という観点から語る気はさらさらない。

ただ一点、強烈に感じるのは、この作品に込められたジョンの精神。

この精神については、何度でも語らなければならないと思う。

曲を聴いていると、一見柔らかく優しいジョンの声に包まれるが、その歌詞は前代未聞にセンセーショナルだ。


Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people living for today

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people living life in peace,

想像してごらん 天国なんて無いと
やってみれば簡単さ
僕らの下には地獄もない
上にあるのはただ空だけ
想像してごらん すべての人々が
ただ今日を生きてると

想像してごらん 国なんて無いと
難しいことじゃないさ
殺める理由も死ぬ理由もない
そして宗教もない
想像してごらん すべての人々が
ただ平和に暮らしてると


まさにロック魂が炸裂している。


ジョンの前には、国も宗教も全て意味のないものだ。

これをもって、ジョンを無政府主義者だとか、無神論者だと論評する人もいるが、ジョンの本意はそこではないだろう。

ジョンが短絡的な反体制派ではないことは、その澄んだ歌声を聴いた心ある人なら、感じ取るのではないか。


では、ジョンが楽曲を通して本当に伝えたかったこととはなんだろうか?

「イマジン」について思いを馳せる誰もが一度は考えるテーマだろう。

まさにそれを、「白い春〜君に贈る歌〜」の上野紗良が語っていた。



『イマジン』って、シンプルなメッセージの中に、他の歌手の追随を許さない深みがあると思うんです。『思想や国家や宗教、所有欲などが存在しない世界を想像しよう』って歌詞は、かなり刺激的だし、ときどき議論されてますよね。でも、ジョンが本当に伝えたかったのは、『この世界の色々なしがらみを一回なくしてみて、ただただ平和をイメージしてみよう』っていうことに尽きるんじゃないかな。


そう、ジョンが本当に伝えたかったことは、

『この世界の色々なしがらみを一回なくしてみて、ただただ平和をイメージしてみよう』

というメッセージに尽きるのではないか。

国家も宗教も、地位も名誉も財産も、すべてが私たちをがんじがらめに縛る鎖となっているのなら、いったん全部頭の横において、ただただ、今を生きることを考えてみたらいい。

私たちの目の前に広がっているのは、どこまでも、今を全力で生きること、ただそれだけなのだから。

ということではないか。


もちろん、元々はジョンだって、国や宗教や名誉が全部必要がないと言っているのではないだろう。

ただ、あまりにも人類がそれらによって争いを起こし過ぎている。


だったらいっそ、いったん全てなかったことにしてしまえ!!


というロックな魂の叫びなのだ。


この気持ちは分からないでもない。

私たちは、なぜここまで争いばかりの人類になってしまったのだろう?

なぜ手を取り合い、協力し合うことができないまま、ここまで来てしまったのだろう?

目先の名誉や財産に執着して、我を忘れるようなちっぽけな人間に成り下がるぐらいなら、そんなもの、いっそなくしてしまった方がマシなのだ。


そして、創作活動に携わる者として、これだけは心しなければならない。

地位や賞などのステータスは、手段であって目的ではない。

自分の中から湧き出てくる想い……愛、葛藤、光……そのようなものを伝えるために創作活動は存在しているのだ。


その伝えたい想いが誰かの目にとまり、より多くの方にシェアされるのであれば、それは光栄なことだ。

ただ、私たちは、誰かの評価を得ようが得まいが、関係なく人生の気づきを得て、それを周りに伝えていくべき存在だろう。

それが「生きる」ということの意味だと、少なくとも私は思っている。


ジョンだって、目先の地位や名誉にはなんら固執していない。

評判を求めていたら、議論を生み出すような歌詞なんて書けない。

時には、たとえ、みんなの頭をナナメから殴るような衝撃であっても、伝えなくてはならないことがある。


もう一度、まっさらな目で人生を考えてごらん。

今、この一瞬を、何にも捉われることなく、全力で生き抜くことを考えてごらん。

それは全く難しいことではないさ。


ジョンの精神はそう語る。


そして、「イマジン」の最後に、ジョンの声は優しくこう語りかけている。


You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope some day you'll join us
And the world will live as one

君は思うかもしれない 僕が夢追い人だって
でもそれは僕だけじゃないんだ
君もいつの日か仲間になってくれたら
そうすれば世界は一つになるんだ


この曲を繰り返し聴いてきた私だが、聴くたびに決意することがある。

それは、


いつまでも夢追い人でありたい。

それは決して、地に足がついていないとか、そういうことではなくて、

理想を見失わず、掲げ続ける自分でありたい


という決意だ。


たとえ、なんの評価を得られなくても構わない。

目の前にいるたった一人の人の心に響かせることができたなら、それはクリエイターとしても成功しているということだ。

必要としてくれる方が存在し続けるかぎり、自分には創作を続ける理由がある。

そのように強く感じている。

今の時期にジョンの「イマジン」を聞き返したことによって、その決意はさらに強くなった。

かくして、鋼のようなメンタルと、燃えるような不屈の志が私の中に形成されつつある。

「白い春」のヒロイン、上野紗良に学んだ部分も大きいかもしれない。

幸いにして、私にはまだ残された人生の時間がもう少しあるように感じている。

まだもう少し、走ってみようかな。

できれば同じように、夢を胸に抱いて走っている人が、隣にいますように。


こんな私ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



※この記事は、こちらの記事と併せてお読みいただけますと幸いです🌸




※今回の記事は、マイトンさんから繋いでいただいたバトンリレー企画でした。

素敵な企画を繋いでくださったマイトンさん、ありがとうございます🎶



この企画を考えてくださった、チェーンナーさんとミエハルさんもありがとうございます🎶

お二人の記事も、ぜひお読みいただけたら幸いです🌸

 

【バトンリレーのルール】

・好きな曲を1曲〜5曲の範囲でリストアップ
・曲はどんなものでも可
・YouTubeのリンクを貼る
・ハッシュタグ「#ミエハルカラオケ残暑バージョン」を付ける
・ミエハルさんの記事とチェーンナーさんの記事のURLをコピーして貼り付ける
・バトンが回って来たら、記事を書き、その後最大お二人にバトントス(バトントスしたい方の最新記事を貼ると伝わりやすい)
・バトンが回って来て記事は書いたけど&回って来たけど書くのはチョット…という場合、ミエハルさんかチェーンナーさんへバトンを戻す
・バトンが回って来て記事は書いたけど、ストップしたいな…という場合、記事中でアンカー宣言をする

 

そしてこのバトンは、こちらの方にお繋げしようと思います。


ゆーしんけんさん

幅広い教養を持ち、音楽方面の知識もハンパない!!

ぜひ、ゆーしんけんさんのおすすめの曲を伺いたいです🎶

ゆーしんけんさん、急なお話ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします🌸


マイトンさん、ミハエルさん、チェーンナーさん、楽しい企画をありがとうございました🌸

沢山の方に音楽の良さが伝わっていきますように🎶




三鶴✖️仲川光🌸

共作小説【白い春~君に贈る歌~】
(全編まとめ)

余命わずかの彼女と、夢を諦めた彼。

2人が出会った時、起きる奇跡は?

生きるとは?人生とは?

小説を通して、一緒に考えていきませんか?

一気読み、大歓迎です🌸



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