エッセイの書き方を学ぶ
最近、文芸思潮エッセイ賞を受賞された三鶴さん。
第19回文芸思潮エッセイ賞受賞作品|「ひたむきな、あまりにひたむきな ~息子へ~」(三鶴)
※昨年の受賞作はこちら⇓⇓
第18回文芸思潮エッセイ賞受賞作品|「海を眺めていた」(三鶴)
三鶴さんは2023年、2024年と2年連続でエッセイ賞を受賞されています。
文芸思潮といえば、数少ないエッセイ賞のある格式高い文芸雑誌。受賞者には本格派の文筆家が集います。
文章力においては、高齢者層の方が圧倒的に高いことも多いです。エッセイ賞を取るには、熟練した文章力と人生経験が必要なため、受賞者の多くは60代以上となっています。
そんななか、三鶴さんは30代で最年少受賞者とのこと、本当におめでとうございます。
本格的に文章を究めたいnote民にとっては、二年連続の文学賞受賞は、目標にすべき快挙だと思っています。
そんな三鶴さんから、エッセイの書き方を学べる本をご紹介いただきました。
私だけに留めておくのももったいないと思うので、noteの皆さんにもご紹介したいと思います。
水木亮著『エッセイを書こう-心を伝える楽しみ』
こちらは、文芸思潮エッセイ賞の審査員を長年務められている、水木亮さんの著書。
著書内では、初心者に向けたエッセイの書き方が学べます。
何と言っても、エッセイ賞を受賞した作品が、書き方の例として複数取り上げられているので、即実践できる参考書としても効果的だと思われます。
文芸誌でのエッセイ賞を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
詳しくは本書をお読みいただきたいのですが、私が勉強した中で、特に印象に残ったポイントを少しだけ載せておきます。
🌟エッセイの題材の見つけ方
・エッセイの良し悪しは、題材を選ぶ時点である程度決まる
・読者に興味を持たせ、共感を得るための題材が好ましい
①その人しか書けない題材で、インパクトのあるものを切実に描く。
②平凡な日常の中からも、ちょっとした出来事を拾いあげて、人生の気づきを繊細に綴る
🌟うまいエッセイを書くには……
・出来事をいきいきと表現する技術が必要
🌟エッセイを書く際に避けるべき注意点!!
・使い古された言い回し
・三点リーダー(……)やダッシュ(ーー)、感嘆符(!)や疑問符(?)の多用
・オーバーな感情表現
(ひとりよがりの情緒的な言葉、自慢、悲劇のヒーロー、ヒロイン気取りの表現など)
※三点リーダーの禁止については、ちょうど、文章のプロ・しばじゅんさんからこんな記事が!!
⇓⇓
「3点リーダー」は安易に文章に使うな!!|しばじゅんさん
エッセイと雑誌・記事の書き方は違いますが、文章の流れを中断させ、読み手に混乱を引き起こす、という点では同じなのかもしれませんね。
実は、エッセイの書き方について、本格的に学んだことはなく、完全自己流で書きまくってきた私。笑
でも、せっかく手近に学べる材料があるなら、学びを生かしていかないともったいないですよね。
これを機に少しずつ、ライティングスキルの向上を目指していきたいものです。
今回、エッセイの書き方を学んだ上で、書いてみたエッセイがこちら。
⇓⇓
幼き友情|エッセイ(仲川光🌸)
ちょっといつもの私と雰囲気が違うと思いませんでした?笑
三鶴さんが書いたんじゃないの?って感じの書き方かもしれません……でもそれは、参考書籍が一緒だからです。笑
noteの文章では感情を思いっきり表現することの多い私ですが、本格的な書き方を学ぶにあたり、オーバーな表現は押さえ、淡々と客観的に、かつじわじわと感情に訴えるような文章を心掛けてみました。
参考になるところがあれば幸いです。
この記事を最後までご覧下さり、ありがとうございました🌸
三鶴✖️仲川光🌸
共作小説【白い春~君に贈る歌~】
(全編まとめ)
余命わずかの彼女と、夢を諦めた彼。
2人が出会った時、起きる奇跡は?
生きるとは?人生とは?
小説を通して、一緒に考えていきませんか?
一気読み、大歓迎です🌸
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