サンタクロースの起源に迫る!
いつも私の記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!
本日はクリスマス間近!
クリスマスと言えば、イエス・キリストのお誕生日。
そして、子供たちにとっては、サンタクロースがプレゼントを配りにやってくるという、とってもスペシャルな1日。
サンタクロースっているの?いないの?
なんて質問が来ちゃう日がいつになるのやら、ドキドキしちゃいますね!
ところで皆さん、サンタクロースにモデルがいること、ご存知でしょうか?
有名な話なので、すでにご存知の方も多いかもしれませんが、せっかくですので、取り上げてみたい!
ということで、残すところあと2,3日とギリギリですが(笑)、サンタクロースの秘密に迫ってみたいと思います♪
サンタクロース
皆さんご存知、サンタクロースについて、念のため復習です。
サンタクロースは赤い服に身を包み、白ヒゲを生やした老人で、大きな袋を持ち、8匹のトナカイが引くソリに乗って子ども達にプレゼントを配って回る、という存在です。
子どもたちがクリスマスを楽しみにする一番の理由も、このサンタクロースによるところが大きいでしょう。
私も小さな頃は、朝起きたらサンタクロースからのプレゼントが来ていないかをドキドキしたものです♪
サンタクロースのモデルは、聖ニコラウス
サンタクロース(英語:Santa Claus)のモデルは、聖ニコラウス(ニコラス)という神父。
紀元前4世紀頃に小アジア(現在のトルコ)に実在した、神父さんだそうです。
紀元前4世紀頃、現在のトルコ南沿岸、アンタルヤ県とムーラ県の地域にある小さな都市ミラに、ニコラウスという神父さんがいました。
ニコラウスは不幸な人々を助ける庶民の味方として親しまれており、特に子どもをこよなく愛していたといいます。
ある時、3人姉妹のいる貧しい家族が、お金がないために姉妹を身売りしなければならなくなった、という話を聞いたニコラウス。
ニコラウスは3姉妹を可哀そうに思い、彼女たちが暮らす家の煙突から、三枚の金貨を投げ入れたそうです。
その三枚の金貨は、暖炉に置いてあった靴下の中に落ちました。
このお金のお蔭で、姉妹たちは身売りを避けることが出来たそうです。
そう、皆さん、これでもうお分かりのはず。
「聖ニコラウスが落とした三枚の金貨が、暖炉の近くの靴下の中に入った」
というエピソードが、
「サンタクロースが夜中に家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」
という伝承になったそうです。
聖ニコラウスは子どもを守る聖人として、その伝説と共に、東ローマ帝国時代、ヨーロッパに伝わっていきます。
元々、中世ヨーロッパでは、聖ニコラウスの命日である12月6日の前日、聖ニコラウスに扮して子供たちにプレゼントを贈る風習があったといいます。
その後、宗教改革の流れの中で、各聖人に対してではなく、イエス・キリストに信仰心を向けるようにするため、子どもたちに贈り物をする慣習を12月24日・25日のクリスマスに変更し、普及していったそうです。
聖ニコラウスは、オランダでは「シンタクラース」という名前で神話化されています。
シンタクラースは赤い祭服や帽子を被り、白髭で豊かなあごひげを蓄えているそう。
現在のサンタクロースの姿と似ていますね!
17世紀、プロテスタントの移住者によって、アメリカに「シンタクロース」が伝わり、「サンタクロース」となったと言われています。
「サンタクロース」の登場
サンタクロースと言う名前がはじめて登場したのは、1773年12月23日に発行された『Rivington's New-York Gazetteer』という新聞。
現在のサンタクロース像の原型は、1823年12月23日にニューヨークで匿名出版された『A Visit from St. Nicholas(邦題:サンタクロースがやってきた)』に登場。
「少し丸いお腹」
「ぽっちゃり、ふっくらしている陽気な年寄りの妖精」
「8頭のトナカイがひくソリに乗る」
などの記述があるそうです。
この本は現在でも、『The Night Before Christmas (クリスマスのまえのばん)』という題名で読み継がれています。
現在のサンタクロース像は、コカ・コーラ社による影響が大きい
1931年、コカ・コーラ社が、コーラを夏だけでなく、冬にも飲める子どもの飲み物としてPRしようと企画。
スウェーデン人の画家に、赤と白を基調としたサンタクロースの絵を描かせます。
このコカ・コーラ社の販売戦略に乗っかる形で、赤い服・白いひげのサンタクロースは、非キリスト教圏を含む世界中に広まりました。
サンタクロースはフィンランド出身じゃないの?
サンタクロースのモデルはトルコの神父・聖ニコラウスである、というお話をしましたが、サンタクロースがフィンランドにいる、という説もありますよね。
実際のところはどうなのでしょうか?
サンタクロースがアメリカに普及した頃、サンタクロースの故郷が北極であるという言い伝えが広まります。
その後、フィンランドの新聞が「サンタクロースは北極からトナカイの餌を求めてフィンランドのトップランド地方に引っ越した」という記事を掲載し、サンタクロース=フィンランド説が広まります。笑
1927年には、フィンランドの国営放送が、ラップランドのコルヴァントリの山中を「サンタクロースの居住地」と宣言!
世界中に、サンタクロースの故郷はフィンランドである、という話が広まりました。
現在、フィンランドには政府公認のサンタクロースがおり、様々なイベントで子供たちに夢を与えています。
フィンランドのサンタクロース村
フィンランド のラップランド地方には、サンタクロース村があります。
サンタクロース自身は、サンタクロース村から北へ300㎞離れたコルヴァントリの山中に、手伝いをする妖精のトントゥと住んでいるそう。
ただ、サンタクロース村では、遠くのコルヴァトゥントゥリから毎日やってくるサンタクロースに会うことができます。
また、サンタクロース村には、サンタクロースの部屋や、サンタクロース郵便局、クリスマスグッズの店などが集まっています。
サンタクロース郵便局では、毎日世界中の子供から手紙が届いており、妖精のトントゥも大忙しだそうです!
とっても寒そうですが、サンタクロース大好きのお子さんがいるならば、サンタに会いに行ける場所として、とても魅力的ですね。
<まとめ>
いかがでしたでしょうか?
今回のまとめはこちらになります♪
・サンタクロースのモデルは、紀元4世紀頃に実在したトルコの神父、聖ニコラウス!
・現在のサンタクロースのイメージはコカ・コーラ社の販売戦略と共に広がった!
・現在、フィンランドには政府公認のサンタクロースが存在し、子どもたちのために活動している。
以上になります!
サンタクロースの起源は聖ニコラウスでしたが、時代の変遷とともに伝説化され、現在のサンタクロース像へと変化していったのかもしれませんね。
クリスマス、子どもに「サンタっているの?」と聞かれたら、自信を持って「いるよ!」と答えてあげましょう☆彡
だって、歴史的にも実在し、現在もフィンランドにもいらっしゃるのですから♪笑
それでは、今回の記事はここまで。
最後までお読み下さり、ありがとうございました!
参考サイト一覧
サンタクロースは実在した?!知られざる起源と誕生の歴史を解説|トルコ旅行・ツアー・観光なら安心の【ターキッシュエア&トラベル】 (turkish.jp)
サンタクロースの基礎知識 | サンタクロース事務局 (santaclausvillage.jp)
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