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天災は10年、100年、1000年周期でやってくる

東日本大震災は1000年に一度の大震災だった。しかし、100年前にも震災は起こっていた。

そして、今から100年前、1929年世界を大戦に向かわせた出来事があった。

「世界大恐慌」

第二次世界大戦までその影響は続いたとも言われている。

今回のコロナショックは、先の2007年のリーマンショックの比ではない。
リーマンショックはまだ金融市場だけの問題だったが、今回のコロナショックは実体経済への影響が大きい。

様々な緩和対策やセーフティネットを施しているが、確実にその付けはやってくる。国から給付金をもらうとどうなるか?
緩和対策の付けは何か?

増税。

今の経済対策を見ていると、消費税20%は夢じゃなくなった。

世界大恐慌の1929年から1932年まで世界のGDPは15%下げた。

現在の世界情勢を見ると、数値だけで判断すれば、確実に15%以上下がる。

リーマンショックの時は1%未満の下げ率だったのは、金融市場だけの問題だったことを物語っている。

失業率もこのまま行くと20%〜30%になる。
これも世界大恐慌の状況と類似している。

実体経済への及ぼす影響を考えると、リーマンショックではなく、世界大恐慌との比較が適切。

ここで一つの周期が見えてくる。

「10の乗数周期」

リーマンショックは約10年前、世界大恐慌は約100年前。

東日本大震災は1000年に一度の大震災、100年周期で震災は起こっている。

この先どうなるかをみていく時、10年前、100年前、1000年前を見ていくとおおよその見当がつく。

1920年代、アメリカは空前の大繁栄をとげ、大量生産・大量消費の様式が固まったが、その後世界大恐慌になる。

1930年代は、ドイツでアドルフ・ヒトラーが台頭し、日本では二二六事件が発生、軍部が台頭。世界大戦への流れが加速し、第二次世界大戦。

今一番懸念していることは、第三次世界大戦の勃発だ。

この周期理論が正しければ、第三次世界大戦が起こってしまう。

しかし、そんな大戦争は今の時代起こらないという人もいる。理由は核兵器の存在だ。核を保有する国同士が戦争を起こすことで、最終的に世界が2000年以上前に逆戻りしてしまうことは誰でも想像できる。そこまで人間は愚かではないという。

人は恐怖に支配されると判断力が鈍るという。正常時では絶対にしない様な判断や決断をする。人間の本質が変わらない以上、最悪の事態は誰にも否定はできない。


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中江兆史
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