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マイクスタンド(MS205)メンテナンス-ブームホルダー用ナイロンブッシュ交換-
今日は久々の機材メンテ。
マイクスタンドのブームパイプの動きが悪くなってきたのでパーツ交換して直します。
マイクスタンドはこちら。
TAMAのMS205。
定番ですね。
K&Mのマイクスタンドも定番ですが個人的にはTAMAのマイクスタンドの方が好きです。
ブームパイプというのはマイクホルダーが付いているパイプのことです。
右側のネジを締めると固定、緩めるとパイプの位置を調整することができるんですが、この動きが悪くなることはけっこうあります。
動きが悪くなる原因はこのナイロンブッシュの劣化です。
ここからは交換方法を説明します。
まず右側のネジを外します。
次にマイクホルダーを外します。
ロックナットも外します。
そうするとブームパイプを下から抜き取ることができます。
左側(ネジが入っていたのと逆側)の穴から細長い棒(写真では六角レンチを使用)を差し込み、内側に押しながら下から上へすくい上げるように動かします。
うまくいくとこんな感じで取れます。
ここはちょっとコツがいるのでうまくいかない場合は力の入れ方や方向を変えながら何回か試してみてください。
交換するパーツなのでなかなか取れない場合はパーツを壊すつもりで内側に強めに押し込むと取れると思います。
左が交換したナイロンブッシュ、右が新品。
左は突起部分がつぶれているのがわかると思います。
この突起部分がつぶれるとパーツの位置がずれてブームパイプに引っ掛かかり動きが悪くなります。
突起部分がつぶれてなくても何かの拍子にナイロンブッシュの位置がずれてしまったときは動きが悪くなるので、外してみて異常が無かった場合はそのまま戻しましょう。
ナイロンブッシュを付ける時は右側(ネジ側)の突起を内部のナットにひっかけるような感じで入れて上から押すとパチっとはまります。
こんな感じ。
ナイロンブッシュとマイクスタンドの間に隙間がある場合はうまくはまってないのでやり直して隙間なくはまるようにしましょう。
あとは逆の手順で戻すだけ。
下からブームパイプを入れます。
ロックナットを付けます。
マイクホルダーを付けます。
最後にネジを付けます。
完成。
ちゃんとブームパイプがスムーズに動くようになりました。
こういうちょっとしたパーツの交換も重要ですし、やったことがないと意外と困ることも多いので記事にしてみました。
自分でやるときも久しぶりだと忘れている時もあるので備忘録としても使えますしね。
またちょっとした機材のメンテナンスや修理の記事も書いていきたいと思います。
というわけで今日はここまで。
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